里山隊

『新居浜太鼓祭り』はまぎれもなくロック!

2013年10月17日

IMG_0660-1数年前、初老に差し掛かった男性から「松山祭りも素晴らしいですけど、『新居浜太鼓祭り』はもっと素晴らしいですよ」と、勝ち誇ったように言われたことがあります。

IMG_0676-1時は流れ、僕は祭りの1週間前に新居浜在住の知人を訪ねました。山側の住宅街にもかかわらずどこから太鼓の音が聞こえ、祭りの参加者が泊まり込みで練習しているとおぼしき集会所はどこも煌々と明かりが灯っていました。メインストリートを行き交う人も多く、町全体がそわそわ。嵐の前の静けさと言ってもいいでしょう。

IMG_0691-1自転車の旅を始めるに当たって志気を高めるべく、僕たちは10月17日に祭りのハイライトとも言える “上部地区山根グラウンド統一寄せ”を訪れました。段々の観覧席はお年寄りや子供連れでびっしり埋まり、報道発表では市の人口の4分の1に相当する約3万人を動員。

IMG_0714-1会場に集結した太鼓台17台の中には飾り幕に刺繍に純金を奢った総額1億円のものもあれば、人間国宝が刺繍を手掛けた由緒正しきものも。それらが約150人にかき夫によって差し上げられる光景は“豪華絢爛、勇壮華麗”以外の何ものでもなく、『新居浜太鼓祭り』の素晴らしさをまざまざと見せつけられました。と同時に、音楽好きな僕から言わせて頂ければ、これはロックだな。いや、誰が何と言おうとロック。たとえば太鼓が叩き出すビートはすべてではないけけどもグルーヴ感のある16ビートで、それはレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンや山嵐に代表される国内外のミクスチャーロックをほうふつさせます。

IMG_0745-1“男祭り”とも呼ばれる『新居浜太鼓祭り』における指揮者やかき夫のパフォーマンスはひたすらアグレッシヴで、彼らと周囲の人たちが醸し出すいい意味の緊張感も含め、ロックのライヴに通じるものがあります。西条祭りではだんじりの後ろを子供や女性がついて歩くのに対して、こちらはさらに一歩離れた場所を歩くのも“男祭り”ならではのものでしょうか。

IMG_0774観ているだけで血沸き肉躍るというのはまぎれもなくロック。多少の危険もなんのその、迫りくる太鼓台にカメラを構えるだけで身も心もどんどん熱くなっていくのです。かと思えば、観客席でゆったりと見物されているお年寄りや家族連れもいるなど、楽しみ方自由自在の『新居浜太鼓祭り』は野外フェスの様相を呈していました。