里山隊

西条祭りで士気をあげろ!

2013年10月21日

毎年10月に、愛媛県西条市で行われる秋の風物詩、西条祭り。
太鼓台・神輿・だんじりという大型の屋台・約130台が町中を練り歩き、商店街からは人の影が消え、がらんどうになるというエキサイティングなお祭りです。

祭りそのものが市の指定無形民俗文化財に認定されているとのこと。

黒いだし普段は水の都、静かな郊外の町にこの時期、熱波がやってくると聞き、私たち里山隊はこのエネルギーをもらうべく、西条市に乗り込みました!
街はすでにお祭り一色。なんとも大迫力!

だんじりの大きさは天を衝くほどで、小雨も意に介せず、粛々と進んでいきます。

だんじりの飾りつけは、各地区ごとに意匠が凝らされ、それを見比べるだけでも面白いもの。富士山、鳳凰、孔雀に虎、竜と目出度いモチーフが施されています。精巧で豪勢な金糸刺繍が見事です。

実はこの日、台風26号の余波による悪天候。
私たちはお祭り延期さえ覚悟していたのですが、西条市民はものともしません。
小雨の中、高さ五メートル、重さ2~3トンもあるだんじりを威勢よく担ぎあげ、揺らし、雨を蹴散らしつつ小路を抜けてゆきます。
民家のとなり大きなだんじりが民家の軒先のすぐ脇、ぎりぎりを通るので、こちらがハラハラするほど。

だんじりは大きく傾ぎつつ曲がり角をすり抜けるように進みます。

 

今日だけは、誰もがお祭り優先。何事もお祭り優先。
商店街は見渡す限りシャッターが閉まり、聞きしに勝るゴーストタウン状態。

全住民が祭りに集結しているのでしょうか!?
普段と晴れの日の、その対比が西条という町の面白いところかもしれません。

金色だんじりこちらが神輿。
日が陰ってくるころ、川のほとりにだんじりが集まり、いよいよ「川入り」が始まります。
「川入り」は、祭りを終わらせまいとするだんじりが、川を渡って対岸の神社に宮入りしようとする神輿の行く手を阻むという伝統行事。

神輿がだんじりの妨害をすり抜け、対岸にたどり着くと、祭りは終わりを迎えます。

賀茂川ぽつぽつと川の背を渡って見物人が帰りだします。
振り返りつつも、満足そうに帰る人たち。さざなみのように商店街に人が戻り、祭りの余韻が薄まっていきます。

取材終了時間はせまれども、西条離れがたし。

祭りを引き延ばそうとするだんじりに肩入れしたくなってしまいました。
来年こそは、もっと長く見ていたい!ぜひ皆様にも一度は見ていただきたい。

いくら言葉にしても言い尽くしがたい…。西条祭りはそんなお祭りです。