里山隊

昔の食文化を今に伝える新たな担い手

2014年5月20日

IMG_1893以前、お話をうかがった三谷鬼板本舗、とらや菓舗で、西条にある珍しいグルメを教えていただき、地元の醤油屋として親しまれている『三星食品株式会社』を訪ねました。
こちらではなんと自家製醤油を使った『醤油アイス』を作っているそうなので、楽しみです。

IMG_1861元々は醤油藏ではなく、新居浜のあいぼしで作られる醤油を売っていたそうですが、1959年から醤油を作り始めたそうです。
IMG_1870企画、販売を担当の桑村拓矢さんが帰ってこられてからは、一升瓶や業務用から、手軽に購入しやすい小瓶や、だし醤油やポン酢なども展開を始めました。
IMG_1798「今、どんどん醤油を使わない人が増えてきてる中で、これまでと違った形で醤油を伝え、改めて醤油を知ってもらえたら」ということで、地域イベント参加の際に醤油を練りこんだ『醤油アイス』を開発。
早速、今まで聞いたことのない珍しいアイスをいただいてみることにしました。
IMG_1812塩っけを感じる辛い味かと思っていたのですが、口の中で醤油の香りがほのかに香る、食べやすいものでした。アイスには、『ひなのや』のキャラメル味のパン豆が散りばめられていて、サクサクした食感も楽しめます。コーンアイスとは違いますが、これは抜群の相性。
西条に来た際はまた食べたい‼ 残念ながら現状はイベントでの販売のみ。
ですが、タイミングがあえば商品化したいとおっしゃっていました。楽しみです。

IMG_1949ゆばを作ってる豆腐屋があるという情報をいただきました。
愛媛県では、ゆば作りってあまり聞いたことないので、「加豆(かとう)」を訪ねてみることにしました。

IMG_1915昭和61年から、現社長の加藤豊史さんが個人で豆腐作りを始め、弟さんが帰ってくるのをきっかけに会社設立。様々な種類の豆腐を作られてきているそうです。
IMG_2011「今の若い人は豆腐をなかなか料理に使わなくなったから」と、豆乳、ゆば作りを始めたそう。豆腐屋だからこそ出来るものにこだわっているそうです。
毎週土曜日に『JA西条の直売所 ときめき水都市』の店頭で販売する際には、食べたお客さんから、「昔の大豆の味がする」「甘みがあって美味しい」と大反響だそうです。
祭りやイベントの際には黒大豆、青大豆、赤大豆で作られる色付きゆばを3色をセットにして販売することもあるそうで、あっという間に完売してしまうそうです。
IMG_1978豆乳は癖がなくすっきりしていて飲みやすい仕上り。加豆特製のゆばは、市販のゆばよりも食感はしっとりと、より豆腐に近い気がします。わさび醤油をかけて食べると更に美味しく味わえるそうです。
材料の大豆はほとんど西条のものを使っており、イベント販売時には三星食品株式会社のみつぼし醤油と一緒に売ったりすることもあるそう。地元のつながりを大切にされてます。

IMG_1698地域の繋がりを感じたところで、醤油アイスに使われていたパン豆を作っている『ひなのや』を訪ねました。
西条ではポン菓子をパン豆と呼ぶそうで、自分が作った米を使用して地元で親しまれているパン豆を作り始めたそうです。
IMG_1667パン豆は、米に圧力をかけた後に一気に開放して膨らませた駄菓子で、出来上がりの際にする大きな音からその名前が付きました。地域によって呼び名が違っているそうです。
ひなのやでは昔からある駄菓子を、パッケージを洗練された形で表現することで、かつてのポン菓子のイメージを一新。
IMG_1785サクサクとした食感と共に、幼い頃によく食べていた感覚が蘇ります。味のフレーバーを加え、懐かしさの中に新たな味わいを感じることができました。
キャラメルナッツ味、伊予柑、きび砂糖の3種類を基本に、春にはイチゴ、夏には抹茶、秋にはシナモン、冬にはチョコレートなどの季節限定品も作られているそうです。
IMG_1653愛媛県東予地区では、パン豆を嫁入り菓子として引出物に使う文化があるそうで、ひなのや風にアレンジしたパッケージ展開や、お客様オリジナルのパッケージが作れたりと面白い試みもされているそうです。
昔からある伝統的な食。
時代の流れとともにそれが新鮮にうつってきます。別業種ながら、しっかりと横同士で繋がっている。そんな西条に触れることができました。

投稿 のり
…………………本日の行程…………………
西条市
11:00 醤油アイス/三星食品株式会社

13:30 ゆば、豆乳/加豆

15:30 パン豆/ひなのや

企画、販売の桑村拓矢さん

企画、販売の桑村拓矢さん

みつぼし醤油店内

みつぼし醤油店内

加豆、代表取締役の加藤豊史さん

加豆、代表取締役の加藤豊史さん

ここで湯葉が作られています。

ここで湯葉が作られています。

株式会社りんね代表取締役の玉井大蔵さん

りんね代表取締役の玉井大蔵さん

ひなのや店内

ひなのや店内