里山隊

文化の香りを感じながら、米の大切さを味わう

2014年2月18日

IMG_4279西予市の魅力は伝えても伝えても、いまだお伝えしきれません。
さて、次は卯之町にある『池田屋』を訪ねました。
歴史を感じる外観に魅了され、中に入ってみると可愛らしい形をしたガラスに入った焼酎を発見。

IMG_4049清酒の酒粕から製造された粕取り焼酎『(二十五年もの焼酎)ちんち』です。
日本酒のようにデリケートではなく、劣化もないことから、二十年間保管されたものを商品化した焼酎だそうです。今ある在庫分で終了してしまう貴重な商品だそうです。

香りも少なく、すっきりとした味わいで、焼酎が苦手な人でも飲みやすいものになっています。この日は(自転車なので)飲むことが出来なかったのですが、後日、その飲みやすさを堪能してみようと思います。
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池田屋では、しっかりとした味わいの清酒『玉川』も製造しています。
また、蔵が持つ魅力を楽しんでいただこうと、ギャラリー&喫茶を運営し、地元の人のみならず観光客も巻き込んだ新たな日本酒ファンの開拓に繋げているそうです。

IMG_4255卯之町は文化の香る町と言われ、明治の学舎や江戸時代の町並みが残っています。その名所を見逃さないようにガイドさんをお願いすることにしました。
シーボルト(日本で医学教育を行ったドイツの医師)の娘イネや、医学者、二宮敬作たちを育んだ場所でもある卯之町は、至る所に当時の生活を感じられる建築物が並んでいました。

IMG_4143この日は旅行客に向けて、明治15年築で四国最古の小学校『開明学校』で授業体験が出来るということで参加させていただきました。
国語、算数、道徳、音楽の授業を学ばしてもらったのですが、当時の言葉の難しさと、答えを出すための捉え方の違いに戸惑ってしまいました。授業に参加された観光客の方は、率先して解答したりして楽しんでおりました。

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卯之町を歩いていると、末光家住宅、鳥居門(3月まで改装中の為、見ることが出来ませんでした)、高野長英の隠れ家、旅館など、存在感のある建造物にまず目を奪われます。

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今でも蔵元として日本酒『開明』を製造、販売されている壱百年藏(株)元見屋酒店では中まで入れていただき、番頭さんが座っていた帳場や天窓まで見させていただきました。

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ガイドをしていただいた三好さんに細かいところまで、丁寧に説明していただいたので、昔、火事が多かったことから用いられるようになった卯建(うだつ)や、飾り瓦など注意して見てないと気付かないものも見逃すことなく堪能することが出来ました。

ジオパークを発信している西予市は、昔の人の暮らしを大切に残し、今も伝えていっていることを再確認しました。
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卯之町の町並みを堪能したところで、『ギャラリー&喫茶池田屋』で一息いれることにしました。

ギャラリーは色々な作品が展示されていて、その時々によって違う作品を楽しむことが出来ます。
喫茶ではコーヒーや紅茶、スイーツを楽しめ、中でも池田屋オリジナルという3種類の豆をミックスしたコーヒーが美味しいそうですよ。
10年程前から『三里膳』という日替わり限定10食の食事も出されているそうです。

IMG_4104旬を味わえる三里膳は、地元で採れた野菜や米を中心に、当たり前に家族が食べる、温かくて懐かしいメニューです。中でも自慢のお米は、宇和わらぐろの会会長である上甲清さんが作られているものを使用しているそうです。
老若男女問わずに人が集う池田屋ですが、これからも地道にファンを増やす努力をしていくとおっしゃっていました。

IMG_4359「わらぐろ」を発見。
宇和の人に愛されているわらぐろは。よく見ると、趣(おもむき)がありますね。

IMG_4470宇和はずっと昔から水田農耕を営み、米作りを続けてきている地域であり、その歴史を知ることが出来る『宇和米博物館』を訪ねてみました。

IMG_4463『宇和米博物館』は、旧宇和町小学校の校舎を移設して使用しています。すぐ下には現在の小学校を眺めることが出来ます。大正、昭和、平成の校舎を見ることが出来る珍しいスポットです。

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室内では教室ごとにテーマを決めて、米作りに使用される様々な用具や機械が展示されております。

IMG_4383昔からの用具を大切に展示することで、二千年以上前からの米の歴史を知るだけではなく、より良い米を作ろうとしてきた宇和の人の想いを伝えているような気がしました。

今では海外の食文化影響もあり、米を食べる比率は下がってきていますが、米はご飯以外でも色々な加工品に使われており、日本人の食生活に最も身近で、欠かせないものであることに変わりはありません。

IMG_4449ここでは、真っ直ぐに伸びた109mの長い廊下を使って、毎年雑巾がけレースが行われているそうです。

卯之町を通して、宇和の人が作り出すものの魅力を知ることが出来ました。

 

投稿 のり

…………………本日の行程…………………

西予市

11:00 25年もの焼酎ちんち/池田屋

12:00 卯之町観光

14:00  三里膳/ギャラリー&喫茶池田屋

16:00  宇和米博物館

池田屋入ってすぐののれん。

池田屋入ってすぐののれん。

焼酎ちんちの名称由来。

焼酎ちんちの名称由来。

卯之町をガイドしていただいた三好貴子さん

卯之町をガイドしていただいた三好貴子さん

池田屋代表、渡邉展也さん、渡邉千枝さん。

池田屋代表、渡邉展也さん、渡邉千枝さん。