里山隊

年月をかけて形成された地質に寄り添った暮らし

2014年2月10日

1904180_237407429764521_312618125_n冬の木々や、家など町並みが雪化粧をしていく中、西予市城川にある『道の駅きなはい屋』を訪ねました。
1653342_237407383097859_2060228318_n1779889_237407369764527_336018772_nここには停満里(とまり)という食事所があり、ここにしかないオリジナルメニューがあります。数多くあるメニューの中から、『豚ベーコン丼』『焼豚ちまきバーガー』、そしてデザートには『酒粕マカロン』をチョイスしました。

1743658_237407453097852_701013967_nどの商品も、そのほとんどが地元の素材。
『豚ベーコン丼』は肉はもちろん、タレまで城川自然牧場による秘伝特製タレを使っているそうです。1.5人前はあるボリュームでしたが、西予市のお米との相性も抜群で、あっという間に完食してしまいました。

1904202_237407379764526_2139216089_n『焼豚ちまきバーガー』は、城川自然牧場の肉とタレをもち米で包んだもので、中に入った大葉の香りをほのかに感じます。もち米を使用しているので腹持ちもよく、地元の学生に人気の商品だそうです。

1779697_237407446431186_390071791_n食後にいただいた、『酒粕マカロン』は、城川にある『中城本家酒造』の酒粕を使用しており、ほんのり酒粕の香りを感じ、程よい甘さの食べやすいお菓子になっていました。これも年齢層関係なく大人気。
店長の戸田さんは、気持ちのいい笑顔で、「まだまだいろんなオリジナル商品を増やしていきたいです。立ち止まってはいられない」とおっしゃっていました。
1620413_237417999763464_1474300555_n1661842_237418023096795_1544801759_nお腹を満たしたところで、『道の駅きなはい屋』すぐ側にある『城川町歴史民族資料館』を訪ねてみることにしました。

1016714_237418039763460_1549471087_n1795594_237417993096798_7687423_nここでは城川町から集められた、衣食住用具、稲作用具、加工用具、養蚕道具などが展示されており、昔の暮らしがそのまま保存されています。

IMG_2485IMG_24872階では、古文書や、町指定有形文化財の「六つ鹿踊」などが展示されていました。城川町は化石や骨などがよく出土するようです。穴神鍾乳洞の出土品の土器、石器も見ることが出来ます。
1620907_237418056430125_100511182_n1920616_237418026430128_49188811_n資料館の隣には、風情ある庭や、かやぶき屋根の民家が残されており、昔の生活の息づかいを感じることが出来ます。かやぶき屋根の民家には雪が積もっており、この季節にしか見れない特別な佇まいを堪能させてもらいました。

1621976_237427603095837_98704926_n城川町は『黒瀬川構造帯研究の発祥の地』として、地質学の分野では重要なポジションにあるそうです。私たちも『城川町地質館』を訪ねて、地質について学んでみることにしました。
黒瀬川構造帯は、九州から四国をへて関東山地に至る細長い大断層帯。城川地質館では、黒瀬川構造帯の謎を通して、地球の成り立ちを学ぶことが出来ます。
998151_237427596429171_1054662846_n1014090_237427599762504_559728304_n世界各国の化石や、地球誕生の成り立ちの資料などが展示されており、中でも城川で発掘された化石には、4.5億年も昔の古生代のものもあり、あまりにも遠く離れた時に驚かされます。

黒瀬川構造帯周辺に分布する岩石は、元はちゃんとした大陸を形成しており、その大陸はかつて南半球に存在したゴンドワナ大陸であったそうです。壮大な地球の営みをほんの少し知ることが出来ました。

IMG_2703城川町地質館の看板に、『三滝渓谷自然公園』の文字が大きく書かれていたので、行ってみることにしました。

1620542_237445813094016_1854107331_n遊歩道が整備されているので、安心して散策出来るかと思っていたのですが、この日は雪が降り続いており、足下が滑り、とても危険な状態。慎重に進むことにしました。
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登っていくと、茶堂があります。歩を止め、自然を感じながら一息つきました。茶堂とは、集落で祭りごとをしたり、寄り合いをする場。今でも城川町に数多く残されているそうです。

1604622_237445833094014_1787929977_n1925111_237445839760680_1994754044_n渓谷内は、それぞれ違った表情をみせる大小様々な滝が流れており、静かな山間に響く、水の音と野鳥の鳴き声が癒しを提供してくれます。
雪で悪条件の散策だったのですが、だからこそ見れる景色と、踏み出す度にザクザクと鳴る足音を心地よく感じました。

IMG_2737三滝渓谷で癒された後、城川町歴史民俗資料館で展示されていた土器、石器などの出土品が発掘された穴神洞穴遺跡、そしてその下にある『穴神鍾乳洞』を訪れました。

1506654_237488556423075_599684528_nこの鍾乳洞、コウモリが行き来していたことで、地元住民によって発見されたそうです。全長75m、高さ8m〜10mある鍾乳洞内には至る所でコウモリが冬眠していました。
1622638_237488539756410_1989968314_n1781953_237488589756405_149451401_n
長い年月をかけて形成された鍾乳洞は、どれもいびつでありながらも神秘に満ちた世界。
約20分ほどですべてを見学することが出来るほど小さな鍾乳洞ではありますが、視界に広がる別世界に息をのんでしまいます。

鍾乳洞内では、縄文時代草創期、早期、後期の土器や石器だけでなく、人骨や動物の歯や牙も出土されており、ここが生活の場所であったことを物語っています。
普段は施錠されていて入れませんが、西予市城川支所に予約をすれば鍵を受け取って見学することが出来ます。詳しく知りたい方はガイドを付けてもらうことも出来るそうです。

投稿 のり

…………………本日の行程…………………

西予市

11:00 豚ベーコン丼、焼豚ちまきバーガー、酒粕マカロン/道の駅きなはい屋しろかわ

12:00 城川町歴史民俗資料館

14:00  城川町地質館、三滝渓谷自然公園

16:00  穴神鍾乳洞

新感覚スイーツの酒粕マカロン

新感覚スイーツの酒粕マカロン

町指定有形文化財の六つ鹿踊。

町指定有形文化財の六つ鹿踊。

立派な鍾乳洞には名前が付けられています。

鍾乳洞には名前が付けられています。

冬眠しているコウモリの赤ちゃん

冬眠しているコウモリの赤ちゃん

道の駅きなはい屋店長の戸田香織さん、河原真実さん

道の駅きなはい屋店長の戸田香織さん、河原真実さん