里山隊

宇和島吉田藩ゆかりの寺で禅修行

2014年2月16日

IMG_4010

2月のよく晴れた日曜日、ふと思うことがあり、宇和島市吉田町の大乗寺(だいじょうじ)を訪ねました。ここは吉田藩伊達家の菩提所。『みかんの神様』が祀ってあるのは『みかん発祥の地』ならでは。

IMG_3986

朝7時、まずは修行僧の方たちに挨拶。記帳をして、500円を納めます。この時点の僕は不安と緊張が入り交じった面持ちだったことでしょう。

IMG_3985

修行の場である地蔵堂へ。奧には高さ2.5メートルの水引地蔵が安置されていて、おだやかな眼差しはまるで修行者を見守るかのようです。

時間になり年長とおぼしき僧侶の方の指導どおりに足を組み、30分×2本の坐禅が始まります。目は半開きで、足元45度あたりを見つめます。あたりは静まりかえり、時折、鳥の鳴き声が聞こえるだけ。やがて無心に…なんてことはなく、自分はなぜここにいるのだろう? とか、子供の頃の出来事が走馬燈のように脳裏をよぎっていきます。

あとで修行僧の方と話した際、なかなか無心にはなれないことを告げると「それはそうですよ。人間は煩悩のかたまりですから」と、おっしゃっていました。

IMG_4028

背中の痛みに耐えながらも座禅を終えると、修行僧の方から「掃除をされていきますか?」と訊かれたので間髪入れることなく、はい、と。
裏庭の草引きを30分くらい行います。寒いのに、修行僧の方たちが裸足に草履で作業している姿には驚かされました。

IMG_3998

数年前に一大改装を行ったそうで、玄関の立派な作りに圧倒されます。

IMG_3978
IMG_4019

作業後はお茶とお菓子を頂きながら、数人の修行僧の方たちと歓談。適度にくだけた関西弁の方や素朴な雰囲気の方など、修行僧のイメージとは裏腹にみなさん人間味あふれる方たちでした。

手入れの行き届いた庭では春の訪れを告げるかのように、梅が咲き始めていました。今回は坐禅を組んだこともそうですが、修行僧の方の口から「人間は煩悩のかたまり」という言葉を聞けたことが、なによりの収穫です。

 

 投稿 おかべぇ

…………………本日の行程…………………

宇和島市吉田町 大乗寺(だいじょうじ)