里山隊

特産品を使って新メニューを考案

2014年7月17日

IMG_0520梅雨も終盤戦、真夏を思わせるような日に佐田岬半島周辺を巡りました。伊方町と八幡浜市を結ぶ国道197号はそれほどアップダウンもなく、自転車で走るにはちょうどいいですね。

IMG_0589八幡浜市からトンネルを1本抜けて少し走った先にある、『南の果樹園ニュウズ』を訪ねました。
みかん農家でもあった会長の門田さんが「自分で売りたい」と母体となる会社を始めたのが25年前。柑橘類の生産から販売までをすべて手がけるニュウズを13年前に立ち上げ、第6次産業を早くから実践されていました。1階には選果場、道路に面した2階にはアンテナショップがあり、自社の農園と契約農家が収穫した旬の柑橘を中心に、生搾りジュースや16種類の柑橘をトッピングできるソフトクリームなどを販売しています。

IMG_0648IMG_0640

店内の柑橘は試食もできるようになっており、量り売りもしてくれます。ニュウズが所有する園地は12ヘクタールにも及び、とびっきりの温州みかんが採れることで有名な『おもだ畑』や、温室みかんの1等地『大成(おおなる)園地』も含まれています。

IMG_0605僕たちのお目当てはニュウズ産のみかん果汁を使った『ニュウズシャーベット』。ニュウズでは16品種の柑橘を扱っていますが、夏に販売できるのはハウスみかんしかないそうです。そこで6、7年前「夏に販売できるものを」から始まり、何回かの試作を経て果汁60パーセントという柑橘そのままの味が楽しめる『黄金比』に辿り着きました。
フレイバーは3種類あり、一番人気の『温州みかん』はクセのない味、『清見タンゴール』はあっさりさわやか、『しらぬい』は濃厚な味。シャーベットならではのシャリシャリとした食感は夏にぴったり。原料は皮つきのまま丸搾りした無添加ジュースで、店頭で販売しているものとまったく同じです。

IMG_0614地元のお祭りではこのシャーベットを用いた『シャーベット早食い競走』が行われており、早い人は40秒くらいで食べきるそうです。僕たちにはとうてい無理ですが、アイスならではの「頭にキーン」を楽しむことが゛てきました。

IMG_0720八幡浜市保内町周辺のみかん山をサイクリング。登りはさすがにキツかったものの、見晴らしは最高です。

IMG_0868八幡浜市が町をあげてプッシュしている『八幡浜ちゃんぽん』は、安くて、具材がいっぱいで、すぐに出てくるソウルフード。そのちゃんぽんをイタリアン風にアレンジした料理があると聞いて、市内を流れる千丈川(せんじょうがわ)沿いの『カフェ クオーレ』を訪ねました。

IMG_0785店の雰囲気は洋風居酒屋という感じで、オーナーを務める兵頭さんの「しゃべりやインテリアも含めて、僕の部屋に遊びに来てもらう」と、ご本人の趣味が反映されたインテリアになっています。料理に関してはピザやパスタが中心ですが、「ここに来ないと食べられないものを出すようにしています」と言うように、今回いただいた『イタリアン風ちゃんぽん』もそのひとつ。

IMG_07637、8年前、八幡浜市ではちゃんぽんを使った町おこしをという気運が高まり、兵頭さんのもとにもちゃんぽんを使った新しい料理ができないかと話が持ちかけられました。兵頭さんは久しぶりに地元でちゃんぽん食べ歩きをしたうえで、豚をベーコンに、コショウをブラックペッパーにというふうに具材をイタリアンに置き換えることを思いついたそうです。

IMG_0764IMG_0765

具材はスープスパゲティ同様で、麺はちゃんぽん用のなかからコシのあるものをチョイス。これが大当たりで、濃厚なスープとちゃんぽん麺が実によく合うのです。まさに新感覚のちゃんぽんと言えるでしょう。

IMG_0799IMG_0808

残ったスープのなかに雑穀米を入れれば、リゾットが味わうことができます。
兵頭さんは「店ごとに違うちゃんぽん料理になるのかなと思ってたら、ウチが飛び抜けてました」と苦笑い。昼のランチにも提供しており、派生メニューの『サラダ仕立ての冷たいちゃんぽん』ともども、八幡浜の新名物として老若男女に親しまれています。ニュウズの『シャーベット』もそうですが、慣れ親しんだものであっても少し見方を変えるだけで斬新なものが生まれてくるんですね。

投稿 おかべぇ
…………………本日の行程…………………
伊方町
12:00
南の果樹園 ニュウズ

15:00
カフェ クオーレ

IMG_0679

南の果樹園 ニュウズの門田きよみさん

IMG_0853

カフェ クオーレの兵頭裕さん