里海隊

小島で戦いの歴史を学ぶ

2014年2月21日

今治市の来島海峡にやってきました。来島海峡に小さくプカリと浮かぶ小さな島。文字通り、小さな島と書く小島(おしま)は2、3時間でまわれるのですが、男のロマンがたくさん詰まっています。瀬戸内国立公園に指定され、日清戦争時にロシアの侵攻を防ぐために要塞を築いた跡が、いまでも残っています。「坂の上の雲」の舞台のひとつをゆっくり見ていきしょう。

小島に到着して、まずは28センチの榴弾砲(りゅうだんほう)レプリカがお出迎え。
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島の全体を見てみましょう。入り口に、大きなマップが掲げられていました。
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周囲は約4キロとあまり大きくなく、フェリーまでの時間で十分回れる距離です。一番近くの南部要塞から攻略していきます。
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発電所跡です。当時は火力発電が主だったようです。画像 251
ガイドさんもいなかったので完全にすべて憶測ですが、ススの跡や水場が残っており、当時はふいごがあったのかな?消火はこの水道を使ったのかな?と想像をかき立てます。
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謎の小窓。足元にあり、完全に中は密閉されていた様子。人が1人ギリギリで入れる様子から、コークス(石炭を乾かした物)を保存していたのだと思います。

発電所をあとに奥に進みます。次は砲台跡です。
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南部砲台跡に到着。うっそうと茂る草木の中に壕があります。中に入ってみます。
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ひんやりとした地下室跡。
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人の爪痕とか、イタリアの古代都市・ポンペイのように焼け焦げた何かの跡や、自決の弾痕などがあるのかなと思っていましたが、そんな物騒なものはなかったです。天井にも空気溝があり、草木が根を張っているぐらいでした。
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扉があった跡が見受けられます。この後の探索でも蝶番(ちょうつがい)の跡などはあっても、扉はすべて取り払われていました。
かなり強引に壊されていた様子なので、撤去の際に乱雑に剥がしたようです。
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砲座(砲台と地面とをつなぐジョイント部分)の跡は木の葉に覆われていましたが、コンクリートの設置部分が見え、ここに島の入り口で見たような砲台があったのかなと、興奮に駆られました。
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砲身を隠すように深く掘られています。
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謎の側溝を発見。腕が奥まで入るぐらいにはそこそこ長い謎の穴です。
弾薬などをこっそり入れておいたところだったりするのかな?など考えを巡らせましたが、真実はいまでは分かりそうにないです。
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南部砲台跡から離れて北部に移動します。中間地点に弾薬庫跡があります。足元のぬかるみに気をつけながら到着。
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かなりモダンな雰囲気のレンガ造りの弾薬庫で、まるで教会のようにも感じました。ご覧のとおり、屋根が完全に取り払われています。
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天井がないため、日光が降り注ぎ、赤いレンガ壁を照らします。少し神々しいようにも感じます。でも、ここには人を殺害するための武器がいくつも置かれていたんだなぁと思うと、少し複雑な気分になります。
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北部砲台を目指す途中に謎の畑が…。確かに国立公園ではあるのですが、同時に住民の方々も十数人は暮らしているそうです。
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農作業をされている男性がいらっしゃったので話を聞いたところ「元々は兵隊さんの宿舎があったけど、広かったけん、許可もらって自分とこの畑にしたんよ~」とのこと。ワイルドすぎます。
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北部砲台に向かう途中、見晴らしのいい場所がありました。しまなみ海道と大型のタンカーを眺めながらひと休み。ここから小島探索の後半戦に入ります。南部と比べ、かなり広い場所です。
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砲台、指令塔、兵舎の順に並んでいますが、兵舎が多くずっと奥まで続いていました。ずいぶんと長い建物です。兵舎のすぐ横には長ーく伸びた階段が…。
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横脇にも謎のスペース。ここにも弾薬だとか食料が備蓄されていたのでしょうか?
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階段も自然の一部になりかけですが、急斜面を駆け上がります。正直、しんどかった~。
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司令塔跡に到着。
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周囲の島々を見渡せる場所。戦時中は常に外敵に目を光らせ、怪しい敵艦を探していたのでしょうが、いまは美しいしまなみの風景と船が目に映るばかりです。

平和そのもののこの風景は、先人達が守ってくれたからこそ、いまの私たちが望むことができるのでしょうね。ぜひとも、この美しい光景を後世に伝えていきたいものです。

■投稿 いっしー

…………………本日の行程…………………

11:00 大岡蒲鉾店で菊間瓦じゃこ天を食す

12:00 瓦のふるさと公園を観光

13:00 小島を散策

16:00 来島を散策

 

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大岡かまぼこの「菊間瓦じゃこ天」

瓦のふるさと館

瓦のふるさと館

 

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小島

来島

来島