里海隊

悠久の時を超え受け継がれる、弓削塩の古代藻塩作り体験

2014年8月21日

「ここの塩を使こうたら、もう他のは使えん」。そんな声も多く聞かれる人気商品「東寺献上 弓削塩」。その製造をしているNPO法人「弓削の荘」で、古代藻塩作り体験ができるということで、上島町の弓削島にやってきました。
弓削島さらに近年発掘調査が進み、弓削島での製塩はもっともっと古く、古墳時代までさかのぼれることが分かりました。我々が訪れた当日も愛媛大学考古学研究室のチームにより発掘調査が進められており、なんと縄文時代の製塩土器が発見されたとか。なんとも雄大な時のロマンを感じながら、古代藻塩作り体験スタートです。
窯まず、古代の製塩方法を解説して下さったのは、弓削の荘の理事長、村上知貴さん。「ホンダワラという海草を燃やして、その灰を海水で漉す。そしたら普通の海水より塩分濃度の高い海水ができるので、それを煮詰めて塩を作ってたんです」。なるほど~。単純に普通の海水を煮詰めるより、そっちの方が塩ができやすいですよね。縄文人偉い!
古代藻塩作り現在は海水を窯でゆっくりと煮詰めて、「かん水」と呼ばれる、非常に濃度の高い状態まで濃縮。それをさらに火にかけて塩を取り出します。古代藻塩作り体験では、古墳時代の製塩土器を再現した器を炭火にかけ、そこにかん水を注いで、塩ができるのを待ちます。ちなみに、この土器ももちろん手作り。土をこねたものを整形して、ドラム缶に火を熾して焼いています。水分が多く残っていると、焼いている途中で割れたりして、これもなかなか難しいとか。
古代藻塩作りさてさて、数分もすると、かん水が沸騰し、器の端の方に白く塩がこびりつきはじめました。10分も経たないうちに塩の完成です。
古代藻塩作り器を取り出し塩をなめてみると、あらビックリ。確かに塩辛いのですが、辛いだけでなく、何かいろいろな味がします。辛味自体もマイルド。なんだか塩ベースの違う調味料という感じですが、これはこれでおいしい!
おにぎりと紅塩チビチビと塩をなめていると、村上さんの奥様で、弓削塩の販売をしている「しまの会社」取締役でもある律子さんがおにぎりを持ってきてくれました。できたての塩をふりかけておにぎりを頬張ると…うまい!おにぎりには弓削塩の新商品「紅塩」も添えられていたので、そちらもチャレンジ。梅の風味が効いていて、これが絶品。塩がうまいと、塩むすびも立派なごちそうですね。
揚浜式塩田 おにぎりをいただいた後は、村上さんが1人でコツコツと作り上げた「揚浜式塩田」を見学に。こちらでも塩作り体験ができるようになる予定です。塩田からの帰り道、野生のキジを発見!里海隊が騒いでいると「島にはようけおるよ」と村上さん。海に山に、自然と共存共栄する島の一旦をかい間見た1日でした。

■投稿 おださん

…………………本日の行程…………………
11:00 弓削の荘で「弓削塩」を購入

13:00 古代藻塩作り体験

14:00 揚浜式塩田を見学

15:00 しまでCafeで休憩

ひじき塩とあまも塩。梅入りの紅梅、プレーンもあり

弓削塩のひじきとあまも味

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古代藻塩作り体験

 

 

 

 

 

 

揚浜式塩田

揚浜式塩田

お洒落なしまでCafe。弓削塩も販売してます

しまでCafe