里海隊

愛媛県の端の端「海の境界」に至る

2014年3月28日

IMG_3847サイクリング旅の最終目的地、四国中央市に到着です!サクラサクとはこのこと。第1期最後の日として迎えてくれるかのように、桜の花と川之江城に迎えていただきました。
IMG_3851満開ではありませんでしたが、目も心も癒されました。さあ、この節目の最後の日を飾る海の幸とは?

IMG_4146青木蒲鉾店の元祖「えびちくわ」です。以前ご紹介した「えび天」同様、東予の海はえびが豊漁だった地で、海周辺の魚河岸ではこぞってエビを使った練り製品をつくました。もともと、こちら青木蒲鉾も鮮魚店だったそうです。シャリシャリのえびの殻とふわふわの食感。先日いただいたえび天よりもふわふわ感が強かったので、この柔らかさの秘密について尋ねたところ、中に入れている豆腐にあるんだそうです。「自家製で作っています。かなり堅めに作った豆腐を使って混ぜているんです」。なるほど、だからしっかりすり身とエビの味や香りを楽しめるのに、食感だけが豆腐が生み出すふわふわした柔らかさを生んでいるんですね。
IMG_4183この変わった色のちくわは「みかんちゃん」。文字通り、みかんを使ってつくられています。コンセプトは「愛媛に来たおみやげになるようなものを」。みかんペーストが全体の20パーセントを占める含有量で、口に運ぶと、爽やかな南予産柑橘が広がります。
IMG_3930店舗を構えてから続々と新しい商品をつくり続け、店内には辛子明太子入りやエビチーズサンドなんて変り種の天ぷらも販売されています。揚げたての天ぷらを見ると、ついつい手が伸びて食べてしまいたくなりますよね。個人的にはキンキンに冷えたビールを手に立ち寄りたいぐらいです。

第1期の最後は実に愛媛らしいグルメが飾ってくれました。青木蒲鉾を後に、双輪を東に向けます。目指すは「愛媛の端」。そうして自転車を漕ぎ続けること約1時間。海に出ました。
IMG_4000到着した先は余木崎(よぎさき)の海水浴場。香川県との県境です。県境らしいものを探してしばし砂浜をウロウロ。
IMG_4003ビックリするぐらい断層がむき出しの場所に…。よくわからないんですが、すごいんじゃないですかコレ?
IMG_4065左は愛媛県、右は香川県の県境の岬に来ました。ちなみに、こちらは一般家庭のお庭で、特別に許可を得て入らせていただきました。目の前に海が広がり、県境に位置する場所に住んでいるなんて、ちょっぴりぜいたくですね。
IMG_4057同宅の敷地内には移転で奉られた元神社の名残も。ここが境界線となっており、同じ敷地内ですが、元神社が愛媛県で、ご自宅が香川県にあります。

300キロメートル以上の道のり。高知県との県境にある愛南町の「高茂岬(こうもみさき)」から出発し、香川県の手前「余木崎(よぎさき)」まで5ヵ月半もの長い旅でした。同じ瀬戸内海・宇和海でつながっている愛媛県で獲れる海の幸でも、その土地の食文化でさまざまなものがあることが分かりますね。

地理学者のなかには「その土地を知るには、まず味噌汁から」という人もいるそうです。味噌、出汁、具のすべてに、その土地の特色が出てくるので、どんな場所か理解する一番最初の足がかりになるそうです。どんな食材があるのか、それはなぜ使われているのか、なぜそのような加工が施されたのか、なぜその調理法が選ばれたのか、なぜこの味付けなのか。「食」を通じて愛媛の魅力を、ほんの少しですが、理解できたような気がします。

■投稿 いっしー

…………………本日の行程…………………
11:00 川之江城に到着

14:00 四国中央市の青木蒲鉾店で「えびちくわ」を食す

17:00 香川県手前「余木崎」に至る

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川之江城

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青木蒲鉾店

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香川県との県境・余木崎