里海隊

まちを元気にする人々が集うレトロな建物

2014年7月3日

6月いっぱいで里海隊を卒業した、いっしーに代わって、横チンがおださんのパートナーとして帯同することになりました。今年で不惑の40歳になるオッサンですが、みなさん、よろしくお願いしたします!
04ガタがき始めた体はともかく、気持ちだけは元気にスタート!と行きたいところでしたが、あいにくの雨模様。なんだかなあ…。気分が晴れないまま伊予市商店街を歩いていると、なんとも近代的な建物を発見しました。気になってのぞいてみると、看板には「郡中まち元気サロン 来良夢」とあります。「こらむ」と読むそうです。
08うーん、なんともレトロチックじゃないですか。お城や古い街並みを眺めることが大好きなものとして、興味をそそる建物です。1911年(明治44)、伊予農業銀行郡中支店として建築され、西洋の様式を模した擬洋風建築。玄関前に立つギリシャ様式の柱が印象的です。白色の柱頭の飾りは木の葉をイメージしているのでしょうか。
02玄関を抜けてすぐの「金庫の間」という部屋に入ると、なんともかわいらしい絵がたくさん飾られているじゃないですか。郡中小学校美術展が開催されていました。同小の児童が描いた絵は花や昆虫、自動車のほか、ピカソのような絵も。ジャンルにとらわれず、子どもらしい自由な思い、発想が画用紙の上にのせられていました。
01反対側には、粘土でつくられたハニワのような人形が数体、飾られていました。テーマは「守護神」で、特に目を引いたのが中央の「犬の大好きな守護神」。よく見ると、ヒザや肩の上にたくさんの犬がのっています。頭が硬くなった大人には思いつかないような斬新なデザイン。なんだか心が洗われた気がしました。
05伊予農業銀行から愛媛銀行、芸備(広島)銀行へと変遷し、1963年から伊予ショップガイドとして使用されていたこの建物。2013年4月以降は空き店舗となっていましたが、伊予市や伊予商工会議所、同市内の企業代表者らが設立した「まちづくり郡中」が市街地の活性化を目的に借り受け、今年5月から「郡中まち元気推進協議会」が管理・運営しています。「まちをもっと元気に!もっと暮らしやすく!」をテーマに掲げ、市民の活動の場として利用されています。
03日本三大かすりと言われる伊予かすりの実演や地元バンドによる昭和歌謡ライブ、ワンコイン撮影会などなど。地元の人々による地元の人々のためのさまざまな交流が、この空間で繰り広げられています。その模様は月1回発行の「来良夢通信」で報告されています。伊予市地域おこし協力隊の新居田さんは「市民が主役となって新しいまちづくりを進めていきましょう」と意気込んでいます。

歴史をひも解けば、この郡中地区は江戸時代に、商人が中心となって開発したことで繁栄したそうです。明治時代中期には郡中―松山間に鉄道が敷かれ、後期には電燈が灯り、公衆電話も開設。その華やかな時代に、伊予農業銀行中央支店ができました。100余年の歴史を刻むこの建物で再び、市民が主役になって郡中のまちを活性化している事実に、あらためて驚かされます。

サロン名「来良夢」は文字通り「良い夢が来る」という意味が込められています。人口減少・少子高齢社会の到来、地域経済の低迷は伊予市も例外ではありません。テンションが下がりそうなマイナス要素をみんなで吹き飛ばしたい。そんな思いが、この歴史ある建物を舞台に形となって表れていると思わせてくれます。雨空とは正反対に、気持ちをほっこりとさせてくれたひとときでした。

■投稿 横チン
…………………………本日の行程………………………

11:00 オカベで「そのまんまぽん」をいただく

13:00 伊予市商店街を散策し、「来良夢」や上行寺を鑑賞

14:00 交流市場「町家」内の岡崎鮮魚で「皮ざく」を購入

そのまんまぽん

そのまんまぽん

上行寺

上行寺

皮ざく

皮ざく