里海隊

本職に選ばれる、あわびを求めて怒和島へ

2014年2月14日

2月14日はバレンタインデー。恋するマドンナたちの思いは、すてきな彼(坊っちゃん)へと届きましたでしょうか。怱那諸島にある怒和島(ぬわじま)で生産されている、殻からあふれ出る肉厚の「ぼっちゃん島あわび」に恋をした里海隊は、色気よりも食い気の方が盛んです。花より団子ならぬ、チョコよりあわび!はやる気持ちを抑え、三津浜港より西線フェリーに乗り込み、元怒和(もとぬわ)港を目指します。
IMG_0564全国的に天候が大荒れ。関東・甲信では記録的な大雪になったとニュースになり、愛媛県でも降雪と強風の予報が出されていました。フェリーは大揺れ。途中、中島本島の神浦港ではフェリーがなかなか接岸できず、波に押されて岸に激突を繰り返していました。
IMG_0571安全に車両の出し入れができるようトライしている旨の館内放送が何度もかかり、およそ15分ほど格闘した後、ようやくフェリーも出発することができました。ふと横を見ると、山育ちの相棒いっしーが船酔いに。彼も静かに戦っていたようです。
IMG_5362襲いかかる恋の試練を乗り越え、元怒和港に無事到着。ぼっちゃん島あわびの生産者である、松山マドンナ会の大野覚男さんが、ヤワな2人を心配して待っていてくださいました。島の冬季の季節風は強い西風が主流らしいですが、この日は東風が強く寒いという、めったにない現象であったそうです。
IMG_5372さらに高速線の欠航を知らせる港からの放送を聞き、帰りのフェリーは大丈夫か心配しつつも、ぼっちゃん島あわびに会いたい一心で、大野さんの船に乗り込ませていただきました。
IMG_5378ぼっちゃん島あわびの生産は自然が相手であり、海の状態との戦いでもあります。
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船酔いとの戦いが続き、体がフラフラ…。筏(いかだ)で作られた足場の生簀(いけす)に、海に落ちるかも、と覚悟を決めて渡ります。
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網かごを引き上げ、いよいよ、ぼっちゃん島あわびとご対面です!
IMG_5402びっしりと板にくっついていました。あわびにも縄張りというのがあるそうで、それぞれ収まりどころを持っているんだそうです。「ワシ、ここにする」「じゃあ、僕はここで」みたいな会話がされているんでしょうかね~。都会で見られる満員電車と同じく、変に重なったりせず、上手に並んでいるんですね。
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くっついていた板から外したばっかりの時は、開いているようで・・・。
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数秒すると、クニュ~っと縮み出しました。この肉厚さ!すごいです。本当に殻からはみ出していますし、厚みもあります。
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殻につながっている貝柱を切ると、身がポロっとはがれます。肝もいっしょに生で味わえるのは現地で食べる特権です。
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活きたままでお造りにしていただきました。こんなに鮮度がバツグンなあわびを食べられるなんて、生まれて初めてのことで大興奮!
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しょうゆに、ぼっちゃん島あわびの肝を溶かして入れると、濃厚なつけダレに大変身。
IMG_5530その特製ダレをチョイと付けて、いただきま~す!コリコリと小気味よい歯ごたえに、1枚また1枚と箸が進みます。あまりにも新鮮な海の幸をいただき、いっしーの体調も回復したみたい。硬い天然ものでは出せないこのやわらかい食感は、ぼっちゃん島あわび最大の特徴です。生でいただいてもおいしいですが、湯呑みに熱い湯を用意してサッとくぐらせて食べると、身が少し柔らかくなって、また格別においしいそうです。
IMG_5561寒さも船酔いも忘れ、ぼっちゃん島あわびを堪能する幸せな怒和島のひととき。帰りのフェリーも無事、迎えに来てくれました。このころにはだいぶ風もおさまり、ひと安心。
いつまでもあの、ぼっちゃん島あわびの食感を忘れない、そう心に誓い怒和島をあとにしたのでありました。

 

■投稿 カベコ

…………………本日の行程…………………

9:10 中島汽船(西線フェリー)で、三津浜港を出発

11:30 元怒和港へ到着

12:00 「ぼっちゃん島あわび」とご対面

14:00 急いで怒和島を観光する

14:23 元怒和港を出発し帰路へ

「松山マドンナ会」大野覚男さん

「松山マドンナ会」大野覚男さん

元怒和の風景

怒和島の風景