里海隊

うわうみ漁業協同組合戸島支所女性部 (宇和島市)

「戸島一番ブリ」の地産地消を目指してさまざまなブリ料理を提供
うわうみ漁協戸島女性部のみなさん
うわうみ漁協戸島女性部のみなさん
戸島鰤定食炙ブリ丼定食唐辛子が入った「ぶりみそ」も人気鰤料理「とじま亭」

携わった里山里海グルメ

炙ブリ丼定食
宇和島市沖で養殖された「戸島一番ブリ」をぜいたくに使ったどんぶり
戸島鰤定食
刺し身からカルパッチョまでブリのフルコース

アクセスマップ

ブリ料理専門店『鰤料理とじま亭』を開店

戸島のことを、たくさんの人に知ってもらいたい。すべてはそんな強い思いから始まった。2013年10月、宇和島市恵美須町2丁目商店街にブリ専門店『鰤(ブリ)料理 とじま亭』が開店した。宇和島港の沖合に浮かぶ戸島に拠点を置く『うわうみ漁業協同組合 戸島支所女性部』のメンバーが同島特産『戸島一番ブリ』の消費拡大を目指し、愛情を込めた料理を提供している。

「戸島の父ちゃんたちが育てたブリを食べてもらいたい。戸島をしょって(背負って)来ています」。代表の藤川さんの目にはやさしさと同時に力強さも宿っている。戸島周辺の海ではカンパチや真鯛とともにブリの養殖が盛んだが、魚離れや価格下落の影響で売り上げが伸び悩んでいた。そういった苦境を乗り越えようと、女性部で構成される『とっとまむ』が立ち上がった。

「イベントが頭打ちになって、新しい拠点がほしいなと思っていた」。とっとまむで開発したブリの加工品をイベントで販売していたが、フェリーで約40分かかる離島のため、荷物の運搬などに不便さを感じていた。そこで、料理を提供できる店舗を市内に開くことを決めた。メンバーは島から通い、交代で勤務している。

モットーは「普通の家庭料理」

「ブリは意外と宇和島で流通していなかったんです。地産地消ではなく地産他消でした。それは残念ですよね」。宇和島特産の魚を、地元の人があまり食べていないことが悔しかった。だから、もっとブリの知名度を上げたい。藤川さんは「味付けとかにマニュアルもないし、普通の家庭料理です」と説明。だからといって奇をてらうでもなく、さしみやたたきなどがつく『戸島鰤(ブリ)定食』をはじめ、『炙ブリ丼』や『ブリカツ鍋』といった、戸島の家庭料理を提供することを重視している。

県内外の観光客も訪れるようになり、少しずつ戸島の知名度は高まっている。「リピーターの方々もいる。ありがたい話です。『戸島一番ブリ』のファンをもっともっと増やしていきたい」。お母ちゃんたちがつくる戸島の味。飾らない料理を食べて、すぐにファンになった。

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