里山隊

白いも生産者 白石寍美さん (新居浜市)

小さな島で息づいている大きな使命感
白石寍美さん
白石寍美さん
白いも白いも白いも白いも畑

携わった里山里海グルメ

白いもキャラもっち
ねっとり甘い生キャラメル入り大福
白いもプレーンワッフル
「幻のいも」を混ぜ込んだぜいたくワッフル

アクセスマップ

新居大島でしか育たない「幻の芋」を栽培

新居浜市の沖合にある新居大島は周囲8キロ、人口約280人の小さな島。のどかな雰囲気の同地の特産品はサツマイモの一種でもある『白いも』で、同地では『七福芋(しちふくいも)』のブランド名で展開している。新居大島での生産量は年間数十トンと流通している数も少ないため『幻の芋』とも呼ばれている。

新居大島では約15年前から島を挙げて白いも栽培に取り組んでいるが、現在は40戸ほどで半分以上の生産者が80歳過ぎと高齢化が進んでいる。『大島白いも部会』の長を務める白石寍美(やすよし)さんは、65歳で定年退職してから白いもの栽培を始めた。当初は単価の高い白いもを作ることに反対したそうだが、いいものは高く売れるという周囲の考えに賛同してからは県内や首都圏に白いもを送って魅力をアピールしている。

白いもで地域活性化にひと役

白いもの栽培に適しているのは、水はけの良い、砂まじりの土壌。加えて早い時間から朝日の当たる日当たりの良い場所で、山あいにある白石さんの畑はまさに理想通りの場所だった。新居大島以外で白いもを栽培しているところもあるが「島の外の人に苗を1000本ほどあげたが、同じ味にはならなかった」そうだ。

白いもは栗きんとんに匹敵するほど甘いと言われ、2013年に白石さんの畑で収穫した白いもの糖度は15度もあったという。イチゴや梨が12度前後ということを考えれば、いかに甘いかがわかるだろう。

白いもには地元の食品業界も注目。七福芋焼酎『あんぷん』をはじめ、白いもを使用したスイーツや料理が次々に登場。白いもの存在が地域の活性化にひと役買っていることはたしかだ。白石さんは「来年やめよう、来年やめようと思いながらも、白いもを作らないかんような気になってしもうてね」と、まんざらでもなさそうであった。

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