里山隊

吉田農園 吉田浩さん (愛南町)

新たな収穫方法に取り組み、全国農業コンクールで受賞
吉田浩さん
吉田浩さん
愛南ゴールド愛南ゴールド園地園地

携わった里山里海グルメ

金の蜜
愛南ゴールドの完熟ハチミツ
愛南ゴールド物語シリーズ
愛南ゴールドの天然果汁を潤沢に使用

アクセスマップ

愛南ゴールドの生産量日本一にひと役

『愛南ゴールド』は『河内晩柑(かわちばんかん)』もしくは『美生柑(みしょうかん)』と呼ばれる柑橘で、約250戸の生産者を抱える愛南町は生産量日本一を誇る。吉田浩さんが代表を務める吉田農園では13ヘクタールの園地を利用して『清見オレンジ』や『デコポン』などとともに愛南ゴールドを栽培しており、その生産量は町内屈指である。

愛南ゴールドを栽培するうえでの最大のポイントは立地だ。吉田さんは「木を植える場所がすべてというのが最近わかってきて、植える場所と園地の造成に力を入れています」と説明。標高が高くても低くてもダメなんだそうだ。吉田農園では土作りを第一に、良質の有機物を活用。自然本来の力を引き出すことに取り組んでいる。

肥料は地元で獲れるカツオやマグロが主原料で、宇和海産のカキやアコヤ貝を土作りに用いることで、健康な樹を育てている。また、樹上で完熟させる栽培法「木成り」にこだわり、前年の5月に開花、収穫は翌年5~9月と、最長で17カ月も果実がなり続けることになる。木にはストレスがかかるものの、確実においしさが増すそうだ。この取り組みは高く評価され、2013年7月の『第62回全国農業コンクール』で『名誉賞農林水産大臣賞』に輝いた。

収穫時期の長さを生かしてスタッフを年間雇用

愛南ゴールドは40%を果汁が占めるジューシーな柑橘で、吉田さんは「一番の魅力はほどよい酸味と甘さ。ほどよい甘さなので、量を食べることができます」と言う。旬は春から夏にかけての半年以上に及び、収穫時期によって味がまったく違うのもおもしろい。

「3月から4月は果肉が柔らかくてジューシー。5月からはいい意味で水分が抜けて、果肉がしっかりしてくるので、食感もプチプチしている。夏になると酸味が抜けて爽やかになる。それぞれの良さがあるということですよ」

収穫時期の長さは新たな雇用を生んだ。「愛南ゴールドは他の柑橘に比べて収穫時期が長い。だから、従業員を年間雇用しやすいんですよね」と、経済効果も大きい。さらに「ウチは愛南ゴールドに特化している。13ヘクタールのうち10ヘクタールで栽培している。500トン作れば全国シェアの5%になるので、それを目指しているんですよ。それくらいやっていると、ロット単位で取り寄せていただけるところもあるんじゃないかと思います」と、大きな勝負に挑んでいる。

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