里山隊

里芋・伊予美人生産者 宝利義博さん (四国中央市)

信念を貫き通した「里芋・伊予美人」ブランドの立役者
里芋生産者の宝利義博さん
里芋生産者の宝利義博さん
里芋・伊予美人畑の手入れをする宝利さん山裾に広がる里芋畑畑の手入れをする宝利さん

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次世代に残せるものを作りたかった

「食べたら良さはわかる」そう語る生産者の宝利義博さん(59歳)は徳島県出身。サツマイモの大産地で有名な鳴門市の生まれである。宝利家と縁あって、四国中央市土居町で根菜農家を継いだのは約30年前。故郷・鳴門でサツマイモを作る同級生に負けたくない一心で、土居町に根を張り、自分なりの成果を出そうとこれまで頑張ってこられたそうだ。

里芋・伊予美人のブランドを確立するためには、まず地域の里芋の質を底上げする必要があった。それまでは個々の農家が自分なりのやり方で栽培し、良品も悪品も一緒に市場に出ていた状態だった。「俺はこちらでこんな良いものを作っているんだぞ」と、故郷の友達に胸を張って言いたいがために、自分の信念を貫き、賛同者と力を合わせて産地活性化に尽力した。

地元育ちでもない、もともとは農家ですらなかった宝利さんが、この地に根付き、里芋のブランド化を進めるまでにはどれほどの苦労があっただろうか。宝利さんは「次の世代に残せるものを作りたかっただけですよ」と当時を振り返る。

本物の里芋の味を知って貰いたい

宝利さんは里芋ブランド「伊予美人」の名付け親でもある。生産者側から見た『伊予美人』の魅力を教えて頂いた。

数ある里芋の品種の多くは、収穫時期が短いため、例えばA品種の収穫期が終われば次はB品種と、市場へはリレー方式で出荷してゆくことが多い。反対に伊予美人は9月から翌年4月までと収穫期が長いため、決まった量が確保しやすい。つまり貯蔵品を出荷するのではなく、コンスタントに出荷できる点が魅力だという。また、秀品率が高く、収量が多いのも自慢の一つである。

「里芋」と聞いて、まず思い出すのはコンビニエンスストアの弁当に入っているような小ぶりのものだろう。宝利さんはそれを嘆く。「あれは多くが中国産の冷凍里芋。でも、それが里芋の味だと思っている人も多いんです。伊予美人は全然違います。」
消費者に本物の味を知って貰いたい。それが宝利さんの悲願でもある。

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