里山隊

のうみん (松山市)

農家による農家のための会社
原田博士さん(左)と農家の森茂喜さん
原田博士さん(左)と農家の森茂喜さん
ライム松山ライムサイダー Plimeアボカドの木アボカド

携わった里山里海グルメ

松山ライムサイダーPlime
爽やかな愛媛県産天然果汁の炭酸飲料

アクセスマップ

ライムを使ったさまざまな商品を開発

松山市郊外の『のうみん』は2000年に愛媛県内各地の農家が集まってできた会社で『ライム』などの柑橘類を栽培。営業部長の原田博士さんは「安心・安全な作物を使って、それを提供するのが基本なんです」と説明する。会社の株主でもある契約農家が作りたいものを作ることもあれば、会社側から提案して「作りたい人はこれを作ってください」という自由なスタンスを取っている。

2013年はのうみんの契約農家7戸だけで5トンほどのライムを収穫。原田さんは「おそらく日本で一番だと思います」と言う。ライムの主な用途は加工用で、栄光酒造のリキュール『香来夢(こらいむ)』やアロマオイルに使用されている。のうみんでは消費者にライムを知ってもらい、販路を広げるために松山大学の学生とタッグを組んで『松山ライムサイダー Plime(プライム)』を発売。ライム果汁5%(約1個分)を使用して、搾汁も『ちゅうちゅうゼリー』で有名な田那部青果に依頼。手搾りにこだわったライムサイダーは原田さんいわく「酸味と香りがポイント」で、すっきりとした味わいが楽しめる。

農家の多品種少量栽培を支援

松山市がライムと並んで力を入れているのがメキシコ及び中央アメリカ原産の『アボカド』で、市内約50戸の農家が栽培に取り組んでいる。主な品種は『ピンカートン』、『ベーコン』、『フェルテ』の3種類。脂肪分が豊富なことから「森のバター」とも言われており、フェルテがもっとも濃厚。ライムよりも寒さに弱いため、温暖な愛媛でも冬場は苗木にワラを巻いて風に当たらないようにしている。

松山市高浜の農家、森茂喜さんのみかん山では珍しいブラッドオレンジや河内晩柑など、さまざまな柑橘類の他に300本のライムと5本のアボカドを栽培している。森さんは「アボカドはひょっとして実がなればいいというくらいの気持ちで20年前に植えました」と説明。5本とも順調に育ち、1本から500個くらい収穫できるまでになった。

森さんのように多品種少量栽培ができるのも『のうみん』という受け皿があるからで、原田さんは「ライムの場合は売り先がない時でも相談してくれれば、なんとかしますよ」と頼もしい。

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