里山隊

ゆっしーちゃん 寺内喜志郎さん (今治市)

「温泉しいたけ」で湯ノ浦温泉を活性化
寺内喜志郎さん
寺内喜志郎さん
温泉水を散水温泉しいたけしいたけバーガーゆっしーちゃん

携わった里山里海グルメ

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常連客の声に応えてしいたけ栽培に挑戦

今治市の高台に立つ『湯ノ浦温泉』は、ホテルやクアハウス、日帰り温泉が建ち並ぶ温泉郷。光明天皇ゆかりの湯とも言われ、泉質は「単純弱放射能冷鉱泉」で神経痛や筋肉痛などに効能がある。

『 ゆっしーちゃん』の代表を務める寺内喜志郎さんは、日帰り温泉『四季の湯 ビア工房』の支配人でもある。常連客の「しいたけを作ったらどう?」の声がすべての始まり。次に「温泉水でできへんのかなあ」という話になり、原木を取り寄せて試作してみたところ、栽培に成功した。考えたことをどんどん形にしてしまう、そのバイタリティには恐れ入る。やがてメディアからも注目を浴び、寺内さんの「地域の応援隊みたいなものができれば」という思いは『温泉しいたけ』を使った町おこしへと発展する。

2013年11月には『ゆっしーちゃん』を立ち上げ、同名のゆるキャラも誕生。温泉しいたけを特産品としてアピールするために毎春開催される『シイタケまつり』は毎回大盛況で、寺内さんも「シイタケを栽培することで、湯ノ浦温泉全体が宣伝できる。地域の活性化のために、シイタケが一致団結のテーマになってるんですよ」と、たしかな手応えをつかんでいる。

ゆるキャラ・ゆっしーちゃんとともにイベント参加

『温泉しいたけ』のほだ木(しいたけの原木)を寝かせているほだ場は『四季の湯ビア工房』の裏山にあり、敷地内のギャラリーではシイタケ栽培の様子を間近に見ることができる。

おいしいシイタケを作るには、水の管理が一番大事。水温が約19度の温泉水を散水したシイタケは見た目や大きさは普通だが、寺内さんは「口当たりが良くて、うま味が全然違う」と胸を張る。普通のシイタケは90%が水分であるのに対して温泉しいたけは81%。9%分がうま味に変わっている。さらにクセがないので、シイタケが苦手な子どもでも食べられると、いいことずくめだ。

四季の湯ビアでは『焼きしいたけ』の他にピザや鍋などを提供。『しいたけバーガー』はフランスパンにチキンやエビを挟んだ豪華な内容で、シイタケはボリュームがあり、しかもジューシーでもある。今後はゆるキャラのゆっしーちゃんとともにイベントにも参加する予定で、寺内さんは「お呼びがかかったら、湯ノ浦温泉の応援隊として行けるところはできるだけ行きます」とやる気満々だ。

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