里海隊

オーシャンドリーム 松浦康夫さん (八幡浜市)

目標はハモの地産地消
松浦康夫さん
松浦康夫さん
ハモかつ丼新鮮なハモあとは揚げるだけのハモかつのパックも販売アゴラマルシェ内のオーシャンドリーム

携わった里山里海グルメ

ハモかつ丼
八幡浜漁港で水揚げされたハモをこんがり揚げて

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京阪神に出荷されたハモは高級食材

思いはただひとつ。ハモ文化を故郷・八幡浜に根付かせたいー。魚介類の加工・販売業を手がける『オーシャンドリーム』社長の松浦康夫さんは八幡浜で水揚げされた『ハモ』を使った商品販売に精力を注いでいる。「魚の加工をするのが夢だった。実際にやっていくには、年間を通して獲れるもの、量的に確保できるもの、という2つの条件をクリアしないと難しかった。値段も加味してみた場合、八幡浜ならハモかな」と、主力商品にハモを選択した理由を説明した。

四国有数の規模でもある八幡浜漁港は、全国屈指のハモ水揚げ量を誇るもののそのほとんどが京阪神に運ばれていた。ハモは夏の京都・祇園祭、大阪・天神祭の際に多く食べられることで有名。「活魚の状態のものやしめた状態のものも運ばれる。祭の時はよく売れるが、その時期を過ぎると極端に値崩れする」。相場の変動が激しいハモの地産地消に向けて、松浦さんは活発に動き回った。

タイやシンガポールにも輸出

約4年前、八幡浜商店街で毎月8日に開催される八日市で『ハモカツバーガー』やホットドッグ風にアレンジしたものなど、『ハモカツ』を使った商品を販売を始めた。「最初はまったく売れなかった。地元でも食べたことがない人が多く、骨が多いことで敬遠されたりした」。そこで『ハモ』のおいしさを知ってもらおうと、八幡浜や大洲の学校給食でフライにしてメニュー化すると、少しずつ認知度は上がっていった。「最後のほうは500個ぐらい売れた。ずっと揚げっぱなしだった」。苦労した分、喜びは大きかった。

現在では、ハモの加工品販売のほか、道の駅『八幡浜みなっと』内の『アゴラマルシェ』で『ハモかつ丼』を提供している。「八幡浜でも少しずつ認知され始めたが、松山とか他の場所ではまだまだです」。カツだけでなく、しゃぶしゃぶ用に加工する計画も進んでいる。タイやシンガポールなど海外への輸出もしているが、まずは県内におけるハモ文化の浸透が先決。認知度アップへ、松浦さんの挑戦は続く。

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