里海隊

愛媛グローカル 岡崎晃裕さん (西予市)

農作物を通して世界へ明浜町の魅力を発信
岡崎晃裕さん
岡崎晃裕さん
みかんの成長具合を確認する岡崎さんたわわに実った早生みかん石垣の上の方では「はるか」を栽培愛媛グローカルの農園からの宇和海

携わった里山里海グルメ

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石灰岩質の石垣を生かして柑橘類を栽培

視線は世界へ向いている。『四国西予ジオパーク』に認定された西予市の沿岸部は温暖な気候に恵まれ、みかんの生産地として有名だ。同市明浜町で宇和海を臨む農園を経営する『愛媛グローカル』代表・岡崎晃裕さんは、山の斜面の石垣を生かした柑橘栽培を展開。新品種『ひめルビー』など、さまざまな農作物の生産に取り組んでいる。

「ジオパークと石垣を同時にPRしていこうと思ったら、農作物とセットで紹介すれば、より説得力があると思った」。見渡せば、斜面全体に石灰岩質の石垣が土台となる段々畑が広がっている。他に類を見ない景観を損なわないよう、岡崎さんは極力、背の低い若木を植えるようにしている。みかんだけでなく、トマトや紅茶の葉なども地面をはうような栽培方法を選び、美しい石垣が目立つような農園づくりに努めている。

国際交流を視野に入れた活動を展開

柑橘の栽培で特に力を入れているのが、JA全農えひめが育成して2008年に品種登録された新品種『ひめルビー』だ。「太田ポンカンとブラッドオレンジをかけ合わせてつくった世界で唯一のもの。明浜の気候に合うんですよ」。『ブラッドオレンジ』は地中海に面しているイタリアのシチリア地方で栽培されていることで知られる柑橘。明浜の気候がシチリアとほぼ同じであることから、ブラッドオレンジ・ファミリーとでも言うべきひめルビーの栽培にも適しているのだ。

岡崎さんは農業を通して、明浜の魅力を世界に発信したいとの思いがある。柑橘栽培に携わる前は自衛隊や県職員などを経験。そして、長年の夢を実現させるため、2010年に西予市の若者で結成した『西予やる気農家倶楽部』に所属。2年後、同志3人と『愛媛グローカル』を設立した。現在では、国際交流を視野に入れた活動を展開。発展途上国にみかんの苗木を送るなど、農業文化の発展に努めている。

社名のグローカルは「グローバル」と「ローカル」を足した造語。明浜から世界へ―。農作物という世界共通のモノを通して、岡崎さんは明浜の魅力をどんどん発信していくつもりだ。

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