ご当地グルメ一覧

梅豆腐
岡田百合子さんいろり
里山隊
郷土料理

梅豆腐 (久万高原町)

先人の知恵から生まれた山里の保存食
柳谷村は現在久万高原町に合併され、今はなき村。背後に天狗高原、右手に大川嶺の山々が迫る。山を越えると、そこはもう高知県だ。 旧柳谷村のこんにゃく道場『山小屋』で、満面の笑みがかわいらしい岡田百合子さんにお会いした。出身は大分県日田市で、30歳を前に夫の利水さんの帰郷を機に、旧柳谷村西谷へ。先に叔母が久万出身の男性と結婚してこの地に根付いていたとはいえ、不安もあっただろう。環境も言葉も違い、な...

蜂の子ご飯
蜂の子ご飯大野愛子さん
里山隊
郷土料理

蜂の子ご飯 (久万高原町)

甘く香ばしい郷土の味
県道12号西条久万線は、久万高原町から西条市へ石鎚山をまたぐようにのびる遍路道。『いやしの宿八丁坂』は、この遍路道沿いにある。 こちらで『蜂の子ご飯』をいただいた。久万高原町にはリンゴ農園が多い。平野部は温暖な愛媛県だが、久万高原町の冷涼な気候はリンゴ栽培に適し、甘く蜜を帯びたリンゴをつくるからだ。いやしの宿八丁坂で使用する蜂の子は、地元のリンゴ農園で駆除対象となったスズメバチの子。スズメバ...

石花汁
豆腐や山芋など10種類以上の具材が入る豆腐を入れると泡がブクブクと浮き出す
里海隊
郷土料理

石花汁 (今治市)

採石場で働く男たちの胃袋を満たす料理
しまなみ海道に浮かぶ今治市・大島の石文化を伝える郷土料理がある。同島の北部に位置する宮窪地区で採れる『大島石』は建築材や墓石に使われており、日本でも指折りの高級石材として知られている。採石場で働く人々がまかない食として食べていたのが『石花汁(せっかじる)』で、10種類以上の食材が入った郷土料理でもある。『宮窪・石文化体験ツアー』が開催されているカレイ山展望公園を訪れ、石花汁をつくっていただいた。 ...

ダッタンそば(鮎そば)
ダッタンそば店主が釣った鮎(調理中)
里山隊
郷土料理

ダッタンそば (久万高原町)

苦みがクセになるそばの原種
久万高原町に『ダッタン(韃靼)そば』を食べさせてくれる店があると聞いて、足をのばした。 一般的に「そば」と言われるのは「甘そば」。対してダッタンそばは、別名「苦(にが)そば」とも言われ、独特の風味がある。モンゴルに住んでいた遊牧民族、韃靼人が好んだことに由来する。 毛細血管の強化や血圧低下に効果的だと言われる成分、ルチンの含有量が普通のそばの50~100倍。近年とみに注目を浴びている健康食...

天然うなぎの蒲焼
まずは炭火で白焼きにする天然うなぎが獲れる広見川
里山隊
郷土料理

天然うなぎの蒲焼 (松野町)

味の違いは一目瞭然、清流育ちの天然うなぎ
日本人のうなぎ好きは有名で、一説には世界のウナギの7割を日本人が食べていると言われている。松野町を流れる広見川は、日本最後の清流と呼ばれる四万十川の支流。同町松丸地区は昔からうなぎ漁が盛んで、うなぎ料理は同地の郷土料理としても知られている。広見川でとれた天然うなぎを食べさせてくれる店があると聞いて、足を伸ばした。 目的地に近づくにつれ、うなぎを焼く香ばしいにおいが強くなってくる。『末廣』は、...

ハモじゃこ天
地元産の魚のみ使用この店のじゃこ天は厚みも特徴だ
里海隊
郷土料理

ハモじゃこ天 (伊予市)

地元産のハモを使ったじゃこ天
国道378号、双海町と大洲市長浜を結ぶ『夕やけこやけライン』。伊予灘を眺めながら走っていると、小さな赤い燈台のある漁港が見える。愛媛県下有数のハモの水揚げ量を誇る豊田漁港だ。港を擁する双海町下灘では、毎年ハモのシーズンに「下灘ぴちぴち鱧(ハモ)まつり」が開催され、多くの人でにぎわう。 豊田漁港の隣には「しもなだ運動公園」があり、その敷地内の海側に『夕焼けぴちぴち市』がある。地元の海産物を使っ...

ふぐ定食
食感と旨み考慮した薄さフグはどんな料理にも合う
里海隊
郷土料理

ふぐ定食 (伊予市)

ふぐのおいしさとは「筋肉質なうま味」。かむほどに味が出る
瀬戸内海の南西部に位置する伊予灘は魚の宝庫である。鯛、ヒラメ、メバル、サワラ、スズキ、アジ、サバ、キス、タチウオ、タコ、イカ、ウニ…。数え上げればキリがない。伊予灘に面した国道378号『夕やけこやけライン』沿いには、双海町の上灘漁協、下灘漁協、大洲市の長浜町漁協の3つの漁協があり、それぞれに季節の魚を水揚げしている。双海町にある『季節料理魚吉』2代目の魚見卓司さんが教えてくれた。 「組合が違...

いずみや
キメの細かいおからをコノシロで巻いている食べやすいひと口サイズにカット
里海隊
郷土料理

いずみや (新居浜市)

旧財閥が生み出した庶民の味
旧財閥が生み出し、いまも愛される郷土料理が新居浜市にある。江戸時代から庶民の味として知られる『いずみや』だ。1690年(元禄3年)に別子銅山を開山し、日本の貿易や近代化に寄与した住友家が調理法を伝えたとされており、その屋号「泉屋」から名前がついたという。アジなどの小魚をおからに巻いたシンプルな料理で、燧灘(ひうちなだ)を望む場所にある『瀬戸内割烹 鞍馬』を訪れ、特別につくっていただいた。 お...

タコめし
柔らかいタコ以外にもゴボウがたっぷりタコの酢漬けやお吸い物もついてくる
里海隊
郷土料理

タコめし (松山市)

柔らかいタコが自慢の炊き込みごはん
タコを使った料理は数あれど、瀬戸内海で獲れたものを食すなら、『タコめし』にするのが最高と言われる。松山市から今治市方面に伸びる今治街道を走っていると『お食事処 磯之河』が見えてくる。海の幸を使ったメニューが数多く並ぶなか、目をひいたのが『たこ釜めし』だった。獲れたばかりの新鮮なタコをふんだんに使っている。目の前に広がる瀬戸内海を眺めながら待っていると、アツアツの釜飯が運ばれてきた。 店長の徳...

アジのあらい
特製の合わせ醤油でいただく刺し身をさばいた後、水でサッと洗い流す
里海隊
郷土料理

アジのあらい (西予市)

奥地あじをふんだんに使った郷土料理
これぞ究極の食べ方だ。複雑に入り組んだリアス式海岸が広がることで知られる西予市三瓶町。豊後水道の潮流が流れ込む奥地湾の栄養豊富な養分を食べてスクスクと育ったブランド魚『奥地あじ』をふんだんに使った料理があると聞いた。寿司店『和泉屋』を訪れ、人気メニューのひとつ『アジのあらい』を注文。文字通り、新鮮なアジの切り身を水で洗って食べるという。三瓶町民に長く愛されている郷土料理でもある。 見た目から...