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スイーツ

どぶろくマドレーヌ (東温市)

偶然の出会いが生み出した焼き菓子
どぶろくマドレーヌ
どぶろくマドレーヌしっとりした断面パティスリー心結(みゆう)パティシエ長尾治彦さんと丹生谷裕子さん
どぶろくマドレーヌ

シンプルなレシピで際立つ材料の良さ

東温市は高縄山や皿ヶ嶺連峰に連なる山間部と、松山市のベッドタウンとして開けた平野部との2つの顔を持つ。山間部は松山藩の米どころでもあり、どぶろく特区となっている。半面、平野部の国道11号沿いには大きなショッピングモールや大規模店舗が林立し、愛媛大学の附属病院があるため、松山や近隣の市町村からも頻繁に人が訪れる、風通しの良い街である。

松山市との境に近い、東温市野田に『パティスリー心結(みゆう)』はある。『どぶろくマドレーヌ』は一番人気で、生産が間に合わないほど。

どぶろくマドレーヌは、東温市の山間部で作られたどぶろく『ながい』と、サンゴを餌に混ぜた鶏の卵『サンゴ媛』、北海道産の特選バターなど上質な素材をシンプルなレシピでつくった焼き菓子だ。
「良い材料を使っているので、レシピがシンプルなほど味に差が出る」と、パティシエの長尾さんは胸を張る。

ふんわり漂うどぶろくの香り

封を開けると、どぶろくの香りが立ち上る。酒粕に似た甘い香り。しっとりした生地はもっちりした食感で、ほんのりした甘さが身上だ。

「どぶろくと生クリームの相性はいいですよ」と長尾さん。どぶろくを加えることで生クリームのしつこさが消え、あっさりとした味わいになるそうだ。いいことづくめのどぶろくのお菓子だが、お酒を飲む人と飲まない人では「適量」が違うため、配分量には苦労したそう。

この焼き菓子を食べて、どぶろく工房『ながい』を訪ねる人もいれば、ながいでマドレーヌを初めて口にする人もいる。
「甘党、辛党がお互いの味を知るための架け橋となっているんですよ」
地元の集まりで偶然隣に座ったという、どぶろく造りの名人とパティシェ。その出会いからどぶろくマドレーヌが誕生した。東温市はこんな出会いが身近に起こる町だ。
ここに注目!
長さが30センチはある「バケットエクレア」、地元愛媛のみかんを使用した「愛媛の焼みかんロール」も注目を集めている。
商品データ 卵、砂糖、小麦粉、どぶろく、バター、マーガリン、水飴、膨張剤、香料
店舗名 パティスリー心結(みゆう)
住所 愛媛県東温市野田3丁目5-1
営業時間 9:30~20:00
定休日 月曜日
TEL 089-964-5540
FAX
URL
その他 伊予鉄道梅本駅から841メートル
駐車場あり

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