里山隊
郷土料理

あまご御膳 (久万高原町)

天空のレストランで食べる清流の味
「あまご御膳」、この他にあまご餡かけと塩
あまごあんかけあまご塩焼きあまご刺身専務の鶴井さん(左)と料理長の谷脇さん
「あまご御膳」、この他にあまご餡かけと塩

天然のあまごをさまざまな料理法で楽しむ

日本3大カルストの一つ、四国カルスト台地の真ん中、久万高原町西谷に『媛鶴荘(めづるそう)』はたたずんでいる。冬季は雪に閉じ込められるために休業するほどの高地だが、夏場は石灰岩が点在するカルストの山肌に多くの牛が放牧され、牧歌的な風情だ。

ここでは下界とは星の数が違うという。空を仰ぐと、本当に天が近い。星を見るためだけにここに宿泊する人がいるのもうなずける。初夏から秋にかけて遠くは九州や霊峰石鎚まで見渡せ、眼下に広がる絶景が楽しめる。

媛鶴荘の人気メニュー『あまご御膳』をいただいた。魚体に赤い斑点が鮮明だ。この朱赤点こそあまごの特徴。
「天然のあまごは川底の石が見えるほどの清流しかいないんです」と調理師歴40余年、熟練の腕を誇る料理長の谷脇さん。淡水魚は身の傷みが早いため、調理の手早さが肝となる。料理人の腕の見せどころだ。

あまご料理を食べ比べ

『姫鶴荘』の『あまご御膳』は、塩焼き、あんかけ、刺身と3種のあまご料理と、山の幸をふんだんに取りそろえたもの。野菜や山菜のほとんどが地元で採れた新鮮素材。きんぴらごぼう、白和え、手作りの漬物、手打ちそばと、見た目は素朴でも、手間のかかった滋味深い一品ばかりだ。

川魚のなかでも癖がないといわれるあまごは、どの料理法でもいける。アマゴの刺身は淡泊だが、こりこりとした独特の歯ごたえがあり、筆舌に尽くしがたい。塩焼きのほろっと崩れる白い身にしょうゆをひとたらしたものに、ほろ苦い山菜がとても合う。あんかけの甘酸っぱさで、白米が進む。

香ばしく焼きあがった塩焼きの残りの骨を酒に浸し、骨酒を飲む人もいるそうだ。箸をおくのを惜しむ気持ちがそうさせるのだろうか。
ここに注目!
姫鶴荘は宿泊も可能。コテージやキャンプ場もある。あまご御膳にあまごは3品つくが(塩焼き、餡かけ、刺身)が、刺身がない時はフライ等に変更の場合がある。予約時に確認を。
商品データ あまごは3種類の調理法(刺身、塩焼き、あんかけ)、季節の山菜、豆腐、こんにゃく他
店舗名 姫鶴荘(めづるそう)
住所 愛媛県上浮穴郡久万高原町西谷8109番地
営業時間 11:00~15:00
定休日 12~3月
TEL 0892-55-0057
FAX
URL http://www.yanadani-skk.jp/sorakiss/
その他 4~11月(12~3月はお休み)

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