里海隊
スイーツ

ヨーカンパン (愛南町)

あんとようかんの2つの甘さを同時に味わえる
ヨーカンパン
こしあんがいっぱい昭和レトロなパッケージタルトなども販売サカエヤ本舗
ヨーカンパン

元和菓子店が守り続ける50年の味

愛南町の宇和海展望タワーを横目に、県道34号の西海道路を抜けて船越地区へ。閑静な住宅街の一角に、目的地の『サカエヤ本舗』がある。店先に並べてある、昔懐かしい『ヨーカンパン』をさっそく購入してみた。

丸いこしあんが入ったパンの上に、黒いようかんが薄くのっている。初めて見た人にはパンというより栗まんじゅうのように見えるかもしれない。食べ方は人それぞれ。あんぱんのようにかじりつくもよし。ようかんをはがして食べるのもよし。最初にようかんを少しはがし、味見してからかじりついた。

店主の吉田さんは「うちはもともと和菓子店だったんです。だから、うちのパンは和菓子系のものが多いんです」と教えてくれた。小学生だった約50年前、先代が和菓子店を買い取ったのが始まり。吉田さんは製菓学校に通った経験を生かして洋菓子を一時期販売していたものの、需要が減ったことも重なり、現在のパン製造/和菓子製造に切り替えた。

懐かしい昭和レトロ風なパッケージ

店内の製造工場でつくっているあんは、吉田さんいわく「味がしつこくならないように、あっさり」というもの。砂糖のあんばいもこだわり抜いて、たどり着いた味だ。ようかんも煮詰め具合でつやの出方が違ったりする。パン生地も上質の小麦粉を使用し、しっとり感が出るように工夫されている。

和菓子店時代からの常連さんも多く「甘いものが好きなお客様が多い。散歩がてら、おやつ代わりに買っていく方もいる」という。パッケージも昭和レトロ風で、どこか懐かしい。吉田さんが販売を始めた当初からデザインは変わらず、「あんぱん」の表記も特徴的だ。

約50年の歴史を誇るヨーカンパン。「大阪のお客さんにも、よく送ってくれって言われます。つくり手冥利につきますね」と話す吉田さんの笑顔も、なぜだか懐かしさを感じさせるものだった。
ここに注目!
ようかんは鎌倉時代から室町時代に、禅僧によって日本に伝えられた。禅宗では肉食が戒律により禁じられていたため、精進料理のひとつとして羊肉の代わりにあずきを用いたのが原型になったとされる。
商品データ あん、ようかん他
店舗名 サカエヤ本舗
住所 愛媛県南宇和郡愛南町船越764-2
営業時間 8:00~19:00
定休日 第1第3日曜日
TEL 0895-82-0676
FAX 0895-82-0689
URL
その他 道の駅「みしょうMIC」から車で10分、駐車場あり

関連リンク
関連ファイル