里山隊
食材

伊予美人 (四国中央市)

愛媛県オリジナルの新品種・里芋
伊予美人
背後の法皇山脈からやまじ風が吹き降ろす収穫期の里芋畑生産者の宝利義博さん伊予美人
伊予美人

やまじ風と打ち抜き水が育んだ里芋

農道に沿って電柱が点在し、家々の間に里芋畑が広がる。収穫期なので葉はまばら。畑のところどころに転がる黄色い農業用コンテナが、畝(うね)の間に彩りを添えている。

石鎚山脈のすそ野に位置する四国中央市土居町。このあたりの古い民家は、屋根に重石を載せ、漆喰(しっくい)で瓦を固めている。やまじ風という強風で屋根が飛ばされないようにしているのだ。鉱石土壌で酸が強いためミカン作りには適さず、風が強いため野菜の苗も育ちにくいという。

だからこそ昔から里芋や山芋などの根菜類の栽培が盛んで、今や四国中央市土居町は根菜類において愛媛県の一大産地。この地で里芋『伊予美人』はすくすくと成長している。

見ただけでうまいとわかる里芋

石鎚の豊かな伏流水『打ち抜き水』と、農家の方の数限りない手間によって、育まれた里芋『伊予美人』は愛媛県オリジナルの新品種。粘りが強く、身質が非常に柔らかい。ただ、害虫が付きやすいので、手間がかかり、こまめに世話をする必要がある。「2日のうちに葉がまったくなくなることもある」と、生産者の宝利義博さんは語る。

さっそく伊予美人を見せていただく。宝利さんが盛り上がった畝の土をほると、形の良い里芋が一塊になってゴロゴロと現れる。お互いをがっちりと抱きかかえたような形から土を払うと丸く太っていて、いかにもおいしそうだ。

宝利さんによると、伊予美人は柔らかい肉質とねっとりした食感が身上。皮をむくと真っ白な身が現れる。名付け親でもある宝利さんはその様子を女性にたとえ、伊予美人と名付けたそうだ。収穫時期が長いという利点があり、それは「旬」の長さにもつながっている。
じっくりと栄養を蓄えた里芋は一見するだけでうまいとわかる。
ここに注目!
やまじ風は四国中央市土居町を背にする法皇山脈から一気に吹き降ろす強風。日本3大局地風の一つでもあり、時には電柱がなぎ倒されることもある。
商品データ 伊予美人はえひめ愛フード推進機構が認定する「愛あるブランド産品」に選ばれた逸品
里芋・伊予美人生産者 宝利義博さん
信念を貫き通した「里芋・伊予美人」ブランドの立役者
店舗名 西条市農業協同組合
住所 愛媛県西条市神拝甲478-1
営業時間 9:00~17:00
定休日 土日祝日
TEL 0897-56-1800
FAX 0897-56-1841
URL http://www.ja-saijyo.or.jp/
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