里海隊
ご当地グルメ

パールコロッケ (宇和島市)

アコヤ貝の貝柱を使った、ちょっぴりぜいたくなお母ちゃんの味
パールコロッケ
目の前で揚げている1個ずつていねいにつくっている揚げたてアツアツを食べられるきさいや広場内のあこやひめ
パールコロッケ

おいしさの秘密はスープ

きつね色にこんがり揚がった衣を見ているだけで、よだれが出てきてしまう。宇和島市の道の駅『きさいや広場』で実演販売されている『パールコロッケ』は、真珠貝でもあるアコヤ貝の貝柱を使ったぜいたくな商品だ。出店している『あこやひめ』では目の前で揚げている風景を見ることができる。そして、揚げたてアツアツを食べることができるというのもうれしい。

あこやひめの代表を務める武部さんは「お肉の代わりに貝柱を使っているので、クセもない。リピーターさんも多いですよ」と教えてくれた。単品でも販売されているので、まずひとつ注文。フーフーしながら、ガブリッ。舌の上で貝柱がコロコロと転がるのがわかる。ちょうどいいサイズ。衣もサクサクとしていて、油っこくない。

おいしさの秘密はスープにある。貝柱をタマネギやニンジンといっしょに炒めた時に出る汁をジャガイモと混ぜると「スープを吸っているので、甘みが出る。貝柱が油とよく合うので、甘みが引き立つんです」と武部さん。これまでは、柔らかくなりすぎるのを避けるためにスープを捨てていたそうで「もったいないことをしていました」と苦笑い。

真珠養殖の下降がグルメ開発のきっかけに

『パールコロッケ』には漁師町のお母ちゃんたちの思いがいっぱい染み込んでいる。1990年代のアコヤ貝の大量へい死を機に真珠養殖が下降気味になった際にお母ちゃんたちは「私たちで何かできることをしよう」と声をかけあい、貝柱を使ったグルメの開発に取り組んだ。コロッケ以外の商品もイベントなどで販売していくなかで、最終的にコロッケが残った。きさいや広場がオープンした2009年から市民はもちろん、観光客も多く買い求めている。

夕飯のおかずにパールコロッケを買って帰る主婦が多いそうで、武部さんは「お母さんたちから“おいしい”と言われるのが一番うれしい」という。お年寄りから子どもまで愛されるパールコロッケ。ちょっぴりぜいたくだけれど、やっぱり食べたくなる。懐かしさを覚えて、ふるさとが恋しくなった。
ここに注目!
2010年にはあこやひめのパールコロッケと同じきさいや広場内の手作りパン工房みなみの「米粉のバンズ」がコラボし「あこやひめパールコロッケバーガー」が誕生した。
商品データ アコヤ貝の貝柱、じゃがいも、ニンジン、タマネギ
店舗名 あこやひめ
住所 愛媛県宇和島市弁天町1丁目318-16
営業時間 8:00~18:00
定休日 元日のみ
TEL 0895-25-2502
FAX 0895-25-2502
URL http://www.akoyahime.com/
その他 駐車場あり

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