里海隊
郷土料理
ふくめん (宇和島市)
糸こんにゃくの上に魚のそぼろ、ねぎ、みかんの皮をのせて
ピンク、オレンジ、グリーン、ホワイト。華やかな彩りが目をひく。遠く仙台から伝わったという宇和島の郷土料理をいただこうと『うわじまの料理や有明』に立ち寄り、『ふくめん』を注文した。糸こんにゃくを甘辛く炊いたものに、魚のそぼろをのせたもので、いたってシンプル。鉢盛料理として、祭事やお祝い事の際に食べられており、こちらでは1人分から提供されている。
「魚がたくさん入っていて、とてもヘルシーです」と、有明で腕をふるっている有請さんが教えてくれた。こんにゃくは千切りしているので、たくさん食べても大丈夫だ。紅白のそぼろの原材料は鯛やエソで、特にエソはふんわり感を出すための必需品。ただ、小骨が多いので、1日がかりで取り除く必要があり、とても手間がかかる。
辛味のある青ネギの他にも、さわやかな風味のみかんの皮で盛りつけ。カツオ出汁に、しょうゆ、みりんを加えた秘伝の出汁は少し甘め。でも、あっさりしていて、柑橘のいい香りもする。こんにゃくやそぼろと混ぜて食べる。辛味と甘味の絶妙な絡み具合がいっそう食欲を高めてくれる。
「魚がたくさん入っていて、とてもヘルシーです」と、有明で腕をふるっている有請さんが教えてくれた。こんにゃくは千切りしているので、たくさん食べても大丈夫だ。紅白のそぼろの原材料は鯛やエソで、特にエソはふんわり感を出すための必需品。ただ、小骨が多いので、1日がかりで取り除く必要があり、とても手間がかかる。
辛味のある青ネギの他にも、さわやかな風味のみかんの皮で盛りつけ。カツオ出汁に、しょうゆ、みりんを加えた秘伝の出汁は少し甘め。でも、あっさりしていて、柑橘のいい香りもする。こんにゃくやそぼろと混ぜて食べる。辛味と甘味の絶妙な絡み具合がいっそう食欲を高めてくれる。
宇和島藩主の伊達氏が仙台から持ち込んだ料理
『ふくめん』は宇和島藩を治めた伊達氏が仙台から持ち運んだといわれる料理。名前の由来は、そぼろで覆面をしているからとも、伊達氏仙台藩の方言で、千切りのことを「ふくめ」と言ったからとの言い伝えも残っている。たしかに、下のこんにゃくがまったく見えなくなるほどの盛りつけで、場をパッと華やかにしてくれる。
有請さんは「女性も多く注文される。ごはんにかけて食べてもおいしいですよ」と教えてくれた。県内外からの観光客のなかには、その華やかさから注文する人もいる。そぼろなので、魚嫌いな子どもでも食べられそう。宇和海の豊かな海の幸がもたらしてくれた郷土料理を食べて、なんだか幸せな気分になった。
有請さんは「女性も多く注文される。ごはんにかけて食べてもおいしいですよ」と教えてくれた。県内外からの観光客のなかには、その華やかさから注文する人もいる。そぼろなので、魚嫌いな子どもでも食べられそう。宇和海の豊かな海の幸がもたらしてくれた郷土料理を食べて、なんだか幸せな気分になった。
ここに注目! |
鉢盛料理は皿鉢(さわち)料理ともいわれる。鯛の活け盛りや鯛そうめんなどの豪華料理もあるが、一般的には日常で慣れ親しんだ家庭料理を大皿に並べることが多い。さつま汁や丸ずしなども欠かせない料理だ。 |
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商品データ | 鯛、エソ、糸こんにゃく、ネギ、みかんの皮他 |
店舗名 | うわじまの料理や 有明 |
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住所 | 愛媛県宇和島市丸ノ内5丁目4-12 |
営業時間 | 11:30~14:00、16:00~22:00 |
定休日 | 月曜日(祝祭日は営業の場合あり) |
TEL | 0895-22-8310 |
FAX | 0895-22-7658 |
URL | http://www13.ocn.ne.jp/~ariake/ |
その他 | 席数250席、駐車場あり |
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