里海隊
ご当地グルメ

亀の手の味噌汁 (宇和島市)

見た目はグロテスクでも味は絶品
亀の手の味噌汁
塩茹で沖合の岩礁で生育うわじまの料理や有明うわじまの料理や有明
亀の手の味噌汁

塩味の身は噛んでいくと甘味に

そのメニューを見た時「何だ、これ?」と目を疑った。亀の手? まさか、本当にアオウミガメなどの手をさばいたものなのか? 本当に食べられるのか? そんな数々の疑問を解決するべく『うわじまの料理や有明』を訪れた。興味津々で、裏メニューの『亀の手の味噌汁』をリクエストした。

見た目は怪獣ガメラの手のようで、ちょっぴりグロテスク。料理をつくってもらった有請さんに食べ方を教えてもらいながら、恐る恐る口に入れてみた。まずは汁をすすってみる。磯の香りが徐々に口のなかに広がった。殻の部分を取り除くと、肌色の身は塩味がして弾力もある。それでいて噛んでいくと、甘みも出てくる。思ったよりもクセがない。

「注文されるお客様は多くて、ハマると病みつきになりますよ」という有請さんの話によると『カメノテ』と表記される亀の手は石灰質の殻をもつ固着動物で、多くは西日本に流通。宇和島地方では「セイ」と呼ばれており、沖合の岩礁で収穫できる。市場に流通し始めたのは比較的近年で、鮮魚店では1キロ単位で販売されている。

旬は4月ごろ

身だけを取って酢漬けにする料理法もあるが、有請さんは「塩茹でにして食べるのが一番おいしい」という。「体にもいいので、お酒といっしょに食べるといい。おつまみにする方も多くいらっしゃって、食べ始めると止まらない」とも。小学生の子どもたちも好んで食べるそうで、おやつ感覚で楽しんでいるようだ。

味噌汁はメニュー表にはないが、注文すればすぐにつくってくれる。カメノテの旬は4月ごろ。いまでは県内外から食べに訪れる旅行客も多い。冷凍保存は難しく、鮮度もすぐ落ちるため、新鮮なものを味わいたいなら、宇和島で食べるしかなさそうだ。
「地元の子供たちや県外の人たちに味わってもらって、知ってもらいたい」。ぜひ、お試しあれ!
ここに注目!
カメノテは北海道南西部からマレー諸島にまで分布。潮間帯岩礁の割れ目に群生し、波によって運ばれてくるエサを蔓脚(まんきゃく、つる状に変形した脚)を広げて捕食する。雌雄同体で、普通は他個体と交尾する。
商品データ カメノテ、わかめ、豆腐、味噌他
店舗名 うわじまの料理や 有明
住所 愛媛県宇和島市丸ノ内5丁目4-12
営業時間 11:30~14:00、16:00~22:00
定休日 月曜日(祝祭日は営業の場合あり)
TEL 0895-22-8310
FAX 0895-22-7658
URL http://www13.ocn.ne.jp/~ariake/
その他 席数250席、駐車場あり

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