里海隊
加工食品

宇和島かまぼこ (宇和島市)

たった1度の温度の狂いも見逃さない、職人こだわりの逸品
宇和島かまぼこ
宇和島蒲鉾・上選渦巻き状に仕上げた錦巻笑顔がすてきな河内屋社長きさいや広場内にある河内屋蒲鉾あげたて家
宇和島かまぼこ

最高級のエソを使用

包丁を入れて切ってみる。ツルツルしていてプリプリ。切り口を見ているだけで、おなかが鳴ってしまった。我慢できずに、ひと口噛んでみた。弾力があって、歯ごたえもある。『宇和島かまぼこ』を、お酒を飲みながら食べたら最高だろうなあ。そんなことを考えてしまった。

宇和島市の道の駅『きさいや広場』内にある『河内屋蒲鉾あげたて家』の看板商品『宇和島蒲鉾・上選』は、原材料として最高級のエソを使用。魚本来のうま味を引き出すため、でんぷんは使用せず、昔ながらの製法で蒸し上げる。しょうゆをつけて、そのまま食べてよし、焼いてもよし。食べ方はさまざまだ。

チャーハンに入れたりうどんに添えたり、使い方はさまざま

河内屋蒲鉾の社長を務める河内屋さんは「蒸す温度が1度狂うだけで、できあがりが全然違ってくる。柔らかくなったり、硬くなったり。全工程で、6時間はかかります」と説明してくれた。生魚から骨を除き、脂もしっかり抜き、すり身をつくる。アーチ状に板の上で形づけ、座り温度の40度で90分間、次に98度で30分間かけて蒸す。微妙な誤差も許されない。職人のこだわりがあって、見た目も味も最高のかまぼこが完成する。

『宇和島かまぼこ』は結婚式の引き出物や慶事の場で出されたりもするが、じゃこ天と同様、宇和島の家庭の冷蔵庫に当たり前のように入っている。肉の代わりに、チャーハンに入れたり、うどんに添えたり、使い方は人それぞれ。河内屋さんは「おいしい食べ方?やっぱり、切って、そのまま食べるのが一番ですね」と、本来の味を楽しむことをすすめてくれた。

かまぼこの1人あたりの消費量は四国地方が1位で、良質のたんぱく質やカルシウムがたくさん含まれているヘルシーフードでもある。海からの恵みだけでつくられた伝統特産品。職人のこだわりを食べてみてわかった気がする。
ここに注目!
宇和島地方のかまぼこの起源は初代宇和島藩主・伊達秀宗が仙台から職人を連れてきたのが始まりとの説がある。宇和島市沖に浮かぶ九島周辺でエソが豊富に獲れ、すでにかまぼこをつくっていたのではという説もある。
商品データ エソ、グチ
店舗名 河内屋蒲鉾あげたて家
住所 愛媛県宇和島市弁天町1丁目318-16
営業時間 9:00~18:00
定休日 年中無休
TEL 0895-22-0567
FAX
URL http://www.kawachiya1848.co.jp/
その他 JR宇和島駅から車で5分、駐車場あり

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