里海隊
加工食品

そのまんまぽん (伊予市)

愛媛県産のシラスと八穀米が入ったポン菓子
そのまんまぽん
そのまんまぽんと、しらすぞうすいシラス押し麦(左上)や玄米(左下)などの八穀米商品を手に笑顔の八木さん
そのまんまぽん

はだか麦や赤米など雑穀米をブレンド

愛媛県産の農産物とのコラボ商品だ。海産物の加工品製造・販売で知られる伊予市の『株式会社オカベ』を訪れた。伊予灘を中心とした瀬戸内海や宇和海で獲れた魚介類を使った珍味や菓子のひとつに『そのまんまぽん』がある。瀬戸内海で水揚げされたシラスに白米やはだか麦などをブレンドした八穀米をノンフライ製法で焼き上げており、老若男女を問わず親しまれている人気商品だ。

開発に携わった企画開発部の八木さんは「ウチは海産物メインのメーカーだが、農作物も使った商品を開発しようということになった」と説明。プロジェクトチームが立ち上がった2010年は雑穀ブームだったこともあり、愛媛県産にこだわった商品づくりを目指した。白米や玄米はもちろん、日本一の生産量を誇るはだか麦や押し麦、赤米などの雑穀を合わせて約10種類を候補に挙げ、年間を通じて安定的に仕入れられる8つの穀米を選んだ。

実は『そのまんまぽん』は、この開発時に完成した『しらすぞうすい』の派生商品。韓国製のライスポッピングマシンに一部改良を加え、シラスと八穀米でつくった小さなせんべい状のポン菓子にスープをつけて販売したところ、お客さんから「中身だけ食べてもおいしい。菓子だけ売ってほしい」などの声が上がった。そのリクエストに応える形で、2011年12月に販売を開始した。

子どもやお年寄りにもやさしい無添加

香ばしいにおいに包まれた『そのまんまぽん』は、ひと口で食べられるほどの小さなサイズ。サクッとした食感で、少しずつシラスの味が舌に伝わってくる。独自のブレンドで配合された八穀米のモチモチ感も出てきて、食べ応え十分だ。八木さんは「添加物を一切使っていません」と説明。まさに、原材料そのままの味を楽しむことができる。

味はシラスの他にもヒジキ、エビの2種類。もちろん、愛媛県産のものを使用している。八木さんは「素材だけの味なので、お母さんがたはお子さんにおやつに食べてもらっているみたい。お年寄りには懐かしい味のようですね」と笑った。オール愛媛でつくられた「そのまんまぽん」。優しい味のなかに、愛媛を愛する人々の熱い思いが見え隠れしていた。
ここに注目!
「そのまんまシリーズ」には「そのまんまちりめん」がある。瀬戸内海産のちりめんを専用のプレス機で焼き上げた薄いせんべい状のもの。小麦粉や添加物を一切使っていないのは「そのまんまぽん」と同じだ。
商品データ シラス、白米、玄米、はだか麦、押し麦、みどり米、黒米、赤米、ういろう豆他
店舗名 株式会社オカベ
住所 愛媛県伊予市市場150
営業時間 9:00~17:00
定休日 土・日曜日、祝日
TEL 089-983-1230
FAX 089-983-1239
URL http://www.okabe-group.com/index.shtml
その他 オカベでは五色浜工場で珍味の製造工程見学や、素材焼き上げ体験ができる。所要時間は約1時間。2週間前の予約要。入場無料。問い合わせ・予約は電話089-983-5159

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