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大和屋ベジスイーツスティックフィナンシェ (松山市)

老舗旅館がプロデュースした菓子
大和屋ベジスイーツスティックフィナンシェ
大和屋ベジスイーツスティックフィナンシェ大和屋本店内のラウンジ大和屋本店水野真人支配人
大和屋ベジスイーツスティックフィナンシェ

歩いて見つけた大洲の伝統野菜を使って

明治の昔から、庶民や文豪に愛された名湯・道後温泉。道後温泉本館にほど近い老舗旅館『大和屋本店』が愛媛県産の野菜を使った新しいスイーツをプロデュースした。『大和屋ベジスイーツ』は、『洋風焼菓子Oyaki(おやき)』『ベジコンフィチュール』『スティックフィナンシェ』の3種類からなるブランドだ。

「明治元年の創業以来140年にわたって、この地で旅館を続けてこられたのは、お客様と地元の方々の支えがあったからこそ。愛媛県のおいしいものを全国に発信することで、愛媛を応援していきたい。地元への恩返しのつもりもあります」と支配人の水野真人さんは言う。

同ブランドは、同ホテル社長が自ら愛媛県中を回り、これという素材を足を使って探し歩いたことから始まる。ようやく見つけたのが大洲農業高校が力を入れていた、おうど芋や金時にんじん、ごぼうなどの伝統野菜。そこから試行錯誤を繰り返し、製品の開発に至った。先に素材ありきで、それに合うレシピを絞り込んでいったという変わった成り立ちのお菓子だ。

和と洋を併せ持ったスイーツ

「野菜本来の彩りの美しさを出そうということでたどり着いたのがこのスティックフィナンシェです」。水野さんが勧めてくれた焼菓子はその名の通り棒状で色取りも美しく、ごぼうとにんじん、かぼちゃとほうれんそうなど1本が2トーンに分かれている。

注目は、シイタケチョコチップ。最初のチョコレートの味が、次第にほんのりシイタケの味に変わっていく。意外性はあるが、後味は悪くない。「ごぼうはほんのり土の味がするような気がします。スイーツでありながら、ちょっと落ち着いた雰囲気のあるお菓子です」と水野さん。洋菓子でありながら懐かしい和のイメージをほうふつとさせるのは、同ブランドに共通した特徴だ。

水野さんは「大和屋本店が総合プロデユースするお菓子だから、恥ずかしいものは出せないぞという気負いはあります。『大和屋』という名前が入っているのは、大和屋の品質保証がついているのと同じ。責任が伴います」と話す。

同ホテルのしつらえもお菓子と同様、上質な“和”を感じさせつつも、お客さんが使い勝手がいいようにと洋のティストを組み合わせたもの。老舗旅館が作ったスイーツは、細かなところまでいきとどいた道後流のおもてなしに通じるようだ。
ここに注目!
大和屋ベジスイーツ『Oyaki』は松山商工会議所主催の新製品コンテスト『NEXT ONE』で第8回会頭賞を受賞した。
商品データ 【ごぼう】 卵白、アーモンドプードル、ミルクチョコ、ごぼう、バター、マーガリン、砂糖、水あめ、小麦粉、生クリーム、膨張剤
【にんじん+ごぼう】 卵白、アーモンドプードル、バター、マーガリン、砂糖、水あめ、ハチミツ、小麦粉、にんじん、ごぼう、ベニコウジ色素
【ほうれん草+かぼちゃ】 卵白、アーモンドプードル、バター、マーガリン、砂糖、水あめ、ハチミツ、小麦粉、ほうれん草、かぼちゃ、クチナシ色素
【しいたけ】 卵白、アーモンドプードル、スイートチョコレート、椎茸、バター、マーガリン、砂糖、水あめ、小麦粉、生クリーム、ラム酒、膨張剤
店舗名 大和屋本店
住所 愛媛県松山市道後湯之町20-8
営業時間 終日
定休日 なし
TEL 089-935-8880
FAX 089-935-8881
URL http://www.yamatoyahonten.com/
その他 伊予鉄道・道後温泉駅から徒歩6分

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