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まるっと愛媛アイスバー (松山市)

新しいおいしさを開拓した4種類の野菜味
まるっと愛媛アイスバーのシリーズ
人気の「かぼちゃアイスバー」まるっと愛媛アイスバー南商事株式会社中川裕子さん
まるっと愛媛アイスバーのシリーズ

道の駅とコラボした生産者の顔の見えるアイス

松山市にある南商事株式会社は、1948年にアイスクリーム専門会社として誕生。卸から地元ベンダーとしてプライベート商品の企画開発まで、アイスクリームのことなら全方位をまかなう。また、1996年からは牛乳加工製品の宅配サービス事業を開始。地域密着型だが視野の広い企業だ。同社が愛媛の野菜を使ったアイスバーを企画開発したと聞きつけ、四国中を飛び回るフローズン事業部・商品開発チームの中川裕子さんを訪ねた。

『まるっと愛媛アイスバー』は、内子町の道の駅『内子フレッシュパークからり』で販売される新鮮な野菜を練り込んだ新しいテイストのアイスバー。からりのジェラートショップの人気の味をそのままに、消費者がより手に取りやすいようリニューアル。愛媛県産野菜100%使用をうたう同製品は話題を呼んだ。

味はカボチャやもち麦、紫いも、トマトの4種。ヘルシーなイメージとともに新しい味覚の扉を開いた。「愛媛の農家さんの愛情がまるごと詰まったアイスバーです」と中川さんは胸を張る。

『栗かぼちゃ』と言われる品種を使ったかぼちゃ味は、クリーミーで食べやすいと子どもにも人気。かぼちゃそのものの風味を残しつつ、ほのかな甘さで違和感はない。『もち麦』アイスはプチプチとした食感と麦の香ばしさがアイスの甘さに合うと好評だ。商品開発の際には、質とおいしさを追求するために、有名グラシエ(アイスクリーム専門職人)の協力も得た。

地域性を強調して話題性も抜群

「少量生産のからりでは、割高にならざるをえなかった。あんなに良い商品なのに、手に取られないのが惜しいと思いました」。工場生産することによって、同様の商品をよりリーズナブルに提供できるようになったと中川さんは誇らしげ。工場製造になっても、材料の野菜は『内子フレッシュパークからり』から仕入れ、生産者の顔が見える安心と安全を叶えている。

中川さんは「パッケージも、洗練されたイメージではなく田舎らしさ、懐かしさを出しているんですよ」と説明。地域性を出した商品は、首都圏でも好評だとか。地産食材とコラボレーションすることで、地産品の活性化にも役立ちたいと願っている。

競争力を高めるには低価格、低コストを優先しがちだが「それではファンは付かないし、普通の商品を作っても大手メーカーにはかなわない。南商事の強みで対抗します。」と中川さん。「同社でしかつくれないアイスクリーム」をこれからも企画したいと夢を語る。

ここに注目!
カボチャ、もち麦、紫いもは乳製品と合わせたアイスクリームだが、トマト味のみ氷菓。みずみずしいトマト果実をそのまま凍らせたような、かき氷のようなさっぱりした仕上がり。
商品データ かぼちゃ:乳製品、砂糖、顔茶、安定剤、乳化剤
紫いも:乳製品、砂糖、紫いも、安定剤、乳化剤
店舗名 南商事株式会社
住所 愛媛県松山市南高井町1682-2
営業時間 8:00~17:00
定休日 定休日なし
TEL 089-975-3934
FAX 089-975-3746
URL http://www.minami-shoji.jp/
その他 毎年5月9日には「アイスクリームの日」にちなみ、イベントを開催。また、地域イベントにもアイスクリームのショーケースを貸出を行うなど、積極的に協力している

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