里山隊
郷土料理

もち麦とろろご飯 (東温市)

体の内側から健康になる東温の名物
もち麦とろろご飯
東温産もち麦ほっちょ鶏丼ふるさと交流館 さくらの湯 近藤照雄さん
もち麦とろろご飯

郷愁を呼び起こす懐かしい味

松山市近郊のベットタウンとして発展した東温市は、2004年に重信町と川内町が合併して誕生した新しい町。旧重信町にある見奈良天然温泉・利楽と旧川内町の『ふるさと交流館・さくらの湯』と、温泉施設が2カ所もあり、温泉好きには垂涎の町だ。

「当館は6割の方が東温市内の方。後は松山からのお客様が多いです」と教えてくれたのは、ふるさと交流館・さくらの湯の総支配人、近藤照雄さん。同施設内のレストランでは、『東温丼』『ほっちょ丼』など同市ならではの特産品を用いたメニューが目白押し。湯治客を喜ばせている。

特産のもち麦をつかった『もち麦とろろご飯』も人気メニューの一つ。うるち米ともち麦を合わせた炊き立てご飯にとろろ汁をかけて食べる、素朴で懐かしい一品だ。押し麦で作る麦ご飯よりも少々紫がかった色に見えるのは、もち麦特有の色合い。ブルーベリーにも含まれる色素・アントシアニンの色だ。

真っ白なとろろに刻み海苔、ねぎ、わさび、ゴマなどの薬味を好みでのせ、特製のだし汁といっしょにすすりこむ。麦の香りを楽しめるようにだし汁は薄め。もち麦のプチプチとした食感と香ばしさが口のなかに広がる。

市を挙げて特産品として開発

もち麦は穀類の中でも高タンパク、高ミネラルで、コレステロールを低下させるβ-グルカンという食物繊維を多く含むため、昨今健康食品として脚光を浴びている。近藤さんは「都会では健康食として認知されてきたものの、地元の消費はのびなかった。優秀な食材だからこそ地元の人にも食べてもらいたかった」と説明する。

折しも東温市内の各店舗がもち麦を使ったパンや菓子などのアイデアメニューを発表し、市を盛り上げようという機運が高まりつつあった。同館は「シンプルで懐かしいメニューでもち麦のおいしさを伝えよう」と『もち麦とろろご飯』の開発に至った。東温産もち麦にこだわるため、市内の生産者から直接買い付けている。

「もち麦とろろごはんを開発して、もち麦が非常に優れた食品であることをPRできました。自宅でももち麦ご飯を炊く方が徐々に増えてきたのがうれしいです」と近藤さんは笑顔を見せる。『ふるさと交流館 さくらの湯』には産直市のさくら市場も併設。泉質のよさで評判の湯で体を癒し、もち麦とろろご飯で体のなかからも健康になるのもいいかもしれない。
ここに注目!
愛媛県はもち麦を含むはだか麦の生産量全国1位。2012年4月には、県でも『はだか麦』の消費拡大を図ろうと、27日の「地産地消の日」に県庁内の食堂のメニューにもち麦とろろご飯が登場した。
商品データ もち麦(東温産)、うるち米(東温産)、とろろいも他
店舗名 ふるさと交流館 さくらの湯 
住所 愛媛県東温市北方甲2081-1
営業時間 6:00~23:00 (レストラン10:00~22:00)
定休日 第4水曜日
TEL 089-960-6511
FAX 089-966-1455
URL http://www.city.toon.ehime.jp/shisetsu/bunka/kawauchi/sakuranoyu.html
その他 同施設には、露天風呂、泡風呂、水風呂、サウナ、うたせ湯、家族風呂、レストラン、休憩所、温泉プール、トレーニングルームあり

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