里海隊
スイーツ

真鯛カルシウムおかき (西予市)

エコと栄養補給が同時にできるスナック
真鯛カルシウムおかき
真鯛の中骨中骨を柔らかくする高温高圧処理装置商品を手に笑顔の松下社長松下海産
真鯛カルシウムおかき

1袋で1日に必要なカルシウムの半分を取れる

エコと栄養補給を兼ね備えたスナックだ。宇和海で獲れた養殖真鯛の中骨を使った菓子が西予市でつくられていると聞き、明浜町の水産加工会社『松下海産』を訪れた。商品名はずばり『真鯛カルシウムおかき』。愛媛県の産業技術センターとの共同開発で誕生し、2013年秋から販売を開始。1袋を食べるだけで1日に必要なカルシウムの半分、300ミリグラムを補給できることで注目を集めている。

開発に取り組んだ社長の松下さんは「カルシウム補給を目的につくった。おいしく食べてカルシウムも同時に取れるんです」と説明した。少し大きめで平らなおかきを割ってみると、なかに真鯛の中骨のパウダーを確認できる。カリっとした食感で、噛みしめるごとに真鯛の味をほんのり感じ取ることができる。味は塩、しょうゆ、唐辛子の3種類。

廃棄処理していた真鯛の中骨を利用

加工後に出る真鯛の中骨は南予地方だけで年間60~70トンもあり、廃棄処理をするだけで50~60万円の経費がかかっていた。松下さんは「廃棄するなんてもったいないとずっと思っていた。県の力も借りて、なんとかならないかと努めてきた」と説明した。2008年ごろから、以前から付き合いのあった愛媛県の研究機関・産業技術センターの研究者とともい新商品の開発に取り組んだ。

高温高圧処理で中骨を柔らかくする新装置を導入。120度で処理することで、中骨が人間の葉で噛み砕ける柔らかさになるという。最大のネックだった骨のなかの脂分も、130度に温度を上げ、水蒸気で吹き飛ばすことで取り除くことに成功。『真鯛のカルシウムおかき』には、中骨をすり潰してつくったペーストを乾燥させ、粉状にしたものをもち米に混ぜて焼き上げている。

真鯛のにおいはあまりなく、気軽に食べられることから、若い女性や、魚が苦手な子どもたちにも人気という。また、スナックだけでなく、中骨のペーストを練り込んだ鯛カツやクリームコロッケを県内外の学校給食でも提供している。商品ラベルにあるKOTTAは骨太が由来。カルシウム不足が叫ばれる時代において、救世主となれそうな菓子と言える。
ここに注目!
松下海産では真鯛の中骨のペーストを使った味噌汁も開発中。松下さんは「学校に行く前に1杯飲めば、1日に必要なカルシウムの半分を取れる。親御さんも安心するでしょう」と勧めている。
商品データ 真鯛の中骨、もち米、食塩他
店舗名 松下海産
住所 愛媛県西予市明浜町渡江1097
営業時間 8:00~17:00
定休日 日曜日
TEL 0894-65-1718
FAX 0894-65-1600
URL
その他 JR卯之町駅から車で30分

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