里海隊
ご当地グルメ

ブリ子のカラスミ (宇和島市)

宇和海のブリの卵巣からつくった珍味
ブリ子のカラスミ
きれいな柿色のブリ子のカラスミブリの卵巣を塩漬け店主の三浦さん海鮮割烹 一心
ブリ子のカラスミ

高級食品をお手ごろな値段で食べられる

カラスミといえば、一般的にはボラの卵巣を塩漬けした商品を想像するだろうが、宇和島市には宇和海で獲れた特産のブリの卵巣からつくったものがある。国の史跡にも指定されている宇和島城の三の丸跡地にある『海鮮割烹 一心』では『ブリ子のカラスミ』を『宇和島ブリ子』として約7年前から提供。店主の三浦さんの手づくり商品であり、常連客の間では酒のおつまみとしても高い人気を誇っている。

「カラスミって高いでしょ。もっと安く提供できるようにと考えたんです」。ボラのカラスミは高級食品で、気軽には食べられない。お手ごろな値段で提供したいと考えた三浦さんは修業時代に取り組んだカラスミづくりの経験を生かし、約10年前に宇和海で獲れたカンパチや鯛などの卵巣を使って試作。最終的にブリのカラスミに決めた。「なんとも言えない締まり具合があるし、バランスのいいうまさがある」と説明。ボラのカラスミよりも3割ほど安いという。

酒のつまみはもちろん、グラタンやお茶漬けにも

濃い柿色に染まった『ブリ子のカラスミ』のスライスは、ひと口噛むと、まるでチーズのような食感。だが、徐々に持ち味の塩辛さが口のなかに広がる。スライスした大根を挟んで食べると、大根の甘みとからみ合って塩辛さが和らぎ、まろやかな味わいになる。三浦さんは「グラタンや海鮮サラダ、お茶漬けにしても合いますよ」とおいしい食べ方を教えてくれた。日本酒といっしょに食べても最高だろう。

ブリ子の旬は3月後半から5月半ば。卵巣を塩漬けして数日間寝かした後、水洗いしてから天日干し。約1週間かけてできあがる。三浦さんは「日数とか天候の状況を見て、少しずつ調整してきた。つくり方が簡単だから、逆に難しい」と説明。天候しだいでは約2週間かかる場合もあり、手間ひまをかけて最高の商品に仕上げている。「おいしいと言ってもらえるような商品をつくりたい」という熱い思いが、宇和海の恵みを生かした最高の珍味を生み出した。
ここに注目!
一心のオススメ商品のひとつが「鯛カツカレー」。カツはもちろん、ルーもアラで出汁を取り、手づくりのスパイスと混ぜて仕上げている。宇和島といえば「宇和島鯛めし」が有名だが、同店では人気の鯛料理だ。
商品データ ブリの卵巣、塩
店舗名 海鮮割烹 一心
住所 愛媛県宇和島市丸之内1丁目3-2
営業時間 11:30~14:00、17:00~22:00
定休日 日曜日、日・月曜日連休の場合は月曜日休み
TEL 0895-24-6698
FAX 0895-24-6708
URL http://www6.ocn.ne.jp/~issin/
その他 JR宇和島駅から徒歩10分

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