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スイーツ

朝霧 (松山市)

カテゴリーにとらわれない新感覚スイーツ
朝霧
餅菓子には自信ありもち平平井愼司(しんじ)さん松山市中央卸市場
朝霧

愛媛スイーツコンテスト2010で受賞

松山市久万ノ台の松山市中央卸売市場の一角に和菓子屋『もち平』がある。1962年に『平井餅店』として創業し、餅菓子専門に製造販売してきた同社が、同地に根を下ろしてから、およそ40年になる。

「初めは、その名の通りおはぎやお餅、桜餅に柏餅など、普段の生活のなかで食べるような餅菓子をメインに製造していました。そのうちにまんじゅうなどの種類が増えていって、もち専門店からしだいに和菓子店にシフトしていきました」と代表取締役の平井愼司(しんじ)さんは教えてくれた。現在はスイーツも手掛け、カテゴリーにとらわれない豊富なラインナップと、和菓子のような繊細な美しさが息づく洋菓子で評判になっている。

スイーツづくりに進出したきっかけについて、平井さんは「いいものを安く仕入れられる“市場”に、店舗があったことが大きい。自分の目で確かめたいい果物が手に入る、この立地そのものがきっかけになった」と説明する。

風景を切り取ったようなお菓子

『もち平』の看板商品のひとつが、愛媛スイーツコンテスト2010の受賞作『朝霧』。愛フード推進機構主催の同コンテストは愛媛県産農産物を使用し、県を代表するスイーツを選ぶもので、作り手の技術力だけではなく、愛媛県の食材や産品のよさを最大限に伝える表現力も試されるそうだ。

朝霧は抹茶とプレーンの2層のじょうよ生地で、クリームチーズと生クリームのシャンティを巻いた、ぜいたくなロールケーキ。朝霧を背景に、縦横に伸びていくぶどうのつるを模したという切り口の美しさと、これまで食べたことのない和洋折衷の複雑なおいしさを兼ね備えている。大粒のブドウを自家製干しブトウに加工、クリームにも生地にもたっぷり混ぜ込んだ濃厚な味、しっかりとした食べごたえは和菓子のよう。また、クリームチーズの爽やかな酸味と干しブドウの食感は洋菓子のようにも感じる。

原材料はいわんや、もち米を漬ける水にまでこだわる同店のテーマは「健康な和菓子作り」。基本を押さえつつも、新しいおいしさを追求しつづける姿勢には頭が下がる。
ここに注目!
卸売り中心の松山中央卸売市場だが、毎月第4日曜日には一般開放し『街のまんなか日曜市』を開催。安価で採りたて、できたてが食べられると大人気で、開催数44回、延べ動員数は12万人を誇る。
商品データ 砂糖、山芋、上用米粉、クリームチーズ、生クリーム、愛媛県産ぶどう、卵白、抹茶、寒天、吉野本葛、酒類
店舗名 創作餅菓子工房 もち平
住所 愛媛県松山市久万ノ台348 – 1 松山市中央卸売市場内
営業時間 8:00~15:00
定休日 日曜日・祝日・第2・第4水曜日
TEL 089-924-1924
FAX 089-924-1944
URL http://www.mochihei.co.jp/
その他 伊予鉄道・衣山駅から1114メートル

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