里山隊
ご当地グルメ

玉川ダムカレー (今治市)

地域おこしの一環で誕生
玉川ダムカレー
玉川ダムカレーの器には水位が鈍川せせらぎ交流館松田初郎館長玉川ダム近辺
玉川ダムカレー

玉川ダムの形をそのまま写したカレー皿

今治市玉川町を横切る蒼社川の中流に同市の水がめ・玉川ダムがある。急激な工業の発展によって水需要が急激に増加したため、1970年に竣工。タオル製造など地場産業の発達に貢献した。現在、ダム湖湖畔には1500本もの桜が植えられ、観光名所としても有名だ。

NPO法人『玉川サイコー』は、玉川地区の活性化事業のひとつとして、ご当地グルメ『玉川ダムカレー』を提案、近隣のレストランやカフェに協力を募った。現在、町内5店舗が自慢の味でけんを競う。にんにくを効かせたイノシシ肉のカレー、とろりと煮込んだ鹿肉のカレー、季節の野菜をあしらったビーフカレーなど店ごとに特徴がある。

玉川ダムカレーの定義は、ダム湖をかたどった器を使うことだけ。地元陶芸グループ「風泥舎」が焼き上げた、玉川カレー専用の皿だ。土のぬくもりを感じる乳白色の器には、内側に水位を表す目盛がある。

具材は仙高ポークとあめ色に炒めたタマネギのみ

「農業の水にしろ、飲み水にしろ、玉川ダムは今治市民と切っても切り離せない存在だと思うんです」と、鈍川温泉郷の入口にある日帰り温泉施設『鈍川せせらぎ交流館』の松田初郎館長は言う。

同店の『玉川ダムカレー』は、第42回日本農業賞を受賞した今治市菊間町の仙高(せんだか)牧場の豚肉を使用している。地域ブランド「仙高ポーク」のおいしさを妨げないよう、あえて具材は玉川町産のタマネギのみ。シンプルだけに肉のうま味がダイレクトに感じられる。大きめに切ったタマネギをあめ色になるまでじっくり時間をかけて炒めることが、同店のおいしさの秘密のようだ。松田さんは「仙高ポークの脂身は甘みになるんですよ。後はもうコトコトと時間かけて煮込むだけです」と、時間と素材のよさの双方が揃うことで、この味にたどり着くことができるそうだ。

カレーを食べ終わると、器の底に“文”という記号が現れた。ダム湖の底に沈んだ龍岡小学校があった場所だそう。「渇水で水がひくと、今も校舎の一部が残っているのを見ることができますよ」と松田さんは往時をしのぶ。
ここに注目!
「玉川ダムカレー」の提供店舗の目印は、黄色いのぼり。町内の協賛店にて「玉川ダムカレーマップ」をもらえる。
商品データ タマネギ、豚肉、うるち米他
店舗名 鈍川せせらぎ交流館
住所 愛媛県今治市玉川町鈍川甲218-1
営業時間 10:30~21:00(軽食は11:00~20:00)
定休日 第2・第4月曜日(祝日の場合は翌日)、12/31・1/1
TEL 0898-55-4477
FAX 0898-55-4478
URL http://www17.ocn.ne.jp/~nibukawa/stay/seseragi.html
その他 玉川カレー提供店
① 八勝亭オリエント 玉川店 0898-55-2222
② 川志 080-2984-0111
③ Sun Café 090-8693-3349
④ ふれ愛茶屋 0898-55-3366
⑤ NPO法人玉川サイコー(町内外各種イベント時のみ)

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