里海隊
加工食品

鯛醤油 (愛南町)

由良の豊かな海で育った鯛の調味料
鯛醤油(左奥は鯛魚醤)
ゆら鯛の養殖場で水揚げゆら鯛 塩釜営業担当の高山さん宝水産の加工場
鯛醤油(左奥は鯛魚醤)

鯛魚醤とともに別府大学と共同開発

複雑に入り組んだリアス式海岸が広がる愛南町の由良半島は、全国でもトップクラスの真鯛の養殖で知られている。由良湾は内海で、黒潮の影響を受けにくい。さらに農業・工業用水の流入がないことから、肉質のいい真鯛を育てることができる。海産物の加工で有名な『宝水産』は抜群の環境で成長した自社ブランド魚『ゆら鯛』を使った『鯛醤油』を製造。家庭でも気軽に宇和海の味を楽しむことができる調味料だ。

営業担当の高山さんは「県外の人たちにも愛南町をアピールするため、加工品を開発しようということになったんです」と説明した。別府大学と共同で、鯛醤油の元となる『鯛魚醤』を開発。オリゴ糖を混ぜたエサを食べて育った上質の真鯛のアラや骨を原料として3年間寝かせてできあがる。鯛醤油は鯛魚醤の製造途中の骨を煮込んでエキスと出汁を取り、愛南町のしょうゆメーカーが製造した生醤油とみりん、昆布などで調合。最後に鯛魚醤を足してコクを出している。

卵かけごはんや刺身醤油に最適

『鯛醤油』のフタを開けると、瓶のなかから鯛の風味がストレートに鼻に届く。魚好きにはたまらない香り。ひと口なめてみる。鯛のうま味としょうゆのしょっぱさが絶妙のバランスで調和していて、同時にまろやかだ。高山さんは「卵かけごはんにもいいし、刺身醤油として使っていただいてもおいしいと思います」と教えてくれた。真鯛の切り身を使った郷土料理・宇和島鯛めしにかければ、うま味が倍増するという。

『鯛魚醤』とともに、鯛醤油は「鯛ならではのコクが出る」などプロの料理人の評価が高く、県内外の料理店で使用されている。高山さんは「しょうゆとしては価格(720円)が少し高めなので、そこが今後の課題ですね」と話すが、さまざまな料理に使え、レパートリーが増えるところは主婦にはうれしい。料理に1滴加えれば、家庭の食卓でも、由良の海の風を感じられるかもしれない。
ここに注目!
真鯛を塩で包んで焼き上げ、お祝いの席でも食べられる鯛の塩釜焼きを「ゆら鯛 塩釜」として販売。2009年度の全国商工会連合会主催「むらおこし特産品コンテスト」で経済産業大臣賞を受賞した。
商品データ ゆら鯛、生醤油、みりん、昆布、鯛魚醤他
店舗名 宝水産
住所 愛媛県南宇和郡愛南町家串 1121
営業時間 7:00~16:00
定休日 日曜日
TEL 0895-85-0316
FAX 0895-85-0438
URL http://www.yuradai.com/index.html
その他 道の駅「みしょうMIC」から車で27分

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