里山隊
アルコール

梅美人 (八幡浜市)

食べものの味をじゃましない甘口
梅美人
梅酒も製造酒づくりには井戸水を使用高さ23メートルの赤レンガ煙突代表の上田さん
梅美人

歴史ある建物でつくられる日本酒

伊予の大阪と言われた八幡浜市。かつては港町として栄え、愛媛県下で最初の銀行が開業した。今もなお明治から昭和にかけての古い建築物が多く建ち並んでおり『八幡濱まちなみミュージアム』として観光地となっている。

『梅美人』の銘柄で知られる『梅美人酒造』は、かつては八幡浜市のシンボルでもある「ウメビジンホン店」と書かれた高さ23メートルの赤レンガ煙突が目印。1928年の昭和天皇即位の御大典記念に建てられた建造物は国の登録有形文化財に指定されており、西洋歴史様式のタイル貼りの外観でありながら、内部は木のぬくもりを感じられる和室形式になっている。

初代は行商として山間部や三崎半島へ出向いて財を築いた。その後、酒造の免許を所得し、現在の地に蔵元をつくったのが1916年になる。

おいしい井戸水と厳選した米で製造

『梅美人』はラベルだけでも約20種類あり、出石山のふもとを水源とする井戸水を使用し、厳選した数品種の米でつくる。どちらかといえば甘口だが、地元の食卓に並ぶことの多い魚の味をじゃましないよう、すっきりとした飲み口になっている。

5代目の上田さんは「先代からの教えなんですが」と前置きしたうえで「正直な生き方といいますか、極論で言えば、バカがつくくらい正直な生き方ですけど、お客さんもあとから見てくれる」と蔵元としてのこだわりを吐露。ぶれない商品作りで梅美人の味を守り続けている。

『梅美人酒造』では年間を通して建物や蔵の見学が可能。上田さんは「お酒飲めない方でも建物に興味がある方とか、歴史の再確認としても寄ってもらえる蔵にしたい。そこから、これはあの蔵の酒だというふうに、ちょっとずつ浸透していけばいいですね」と説明してくれた。

歴史ある建物と蔵で造られる梅美人。実際に訪ねることで、どんな所でつくられているのかを知ると同時に、その真髄を知ることができるだろう。
ここに注目!
日本酒や梅酒の他にも、地元のみかんを使用したリキュールの製造販売も手がけている。
商品データ 米、米麹、井戸水他
店舗名 梅美人酒造
住所 愛媛県八幡浜市1557-2
営業時間 8:00~17:00
定休日 日曜日
TEL 0894-22-0312
FAX 0894-22-0712
URL http://www.ume-bijin.co.jp/
その他 JR八幡浜駅から車で6分

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