里山隊
アルコール

宮の舞 (伊方町)

伊方杜氏のふるさとで生まれた辛口の日本酒
宮の舞
松山空港の売店でも人気の焼酎セット酵母が増殖中松田酒造4代目の松田さん
宮の舞

魚料理に合うすっきりとしたのどごし

伊方町は江戸時代に始まったと言われている杜氏の集団「伊方杜氏」のふるさと。四国屈指の酒造技術集団として、全盛期は900人ほどが各地で活躍したが、時代のすう勢により、現在は数人のみとなった。町内にはその歴史を後世へと語り継ぐ「伊方杜氏資料館」があり、杜氏が実際に使った用具の数々が行程順に展示されている。また、住み込みで働いていた杜氏の部屋も再現され、より深く歴史を感じることができる。

資料館の近くにある『松田酒造』は1898年創業で、現役の伊方杜氏が腕をふるう。同社の信条は「お客様の笑顔のために」というもので、4代目の松田さんは「無限の奉仕精神。自分でできることは何でもやる。会社の規模が小さいからヒューマンなことができるんですよ」と言う。

愛媛県産の米と湧水で仕込み

『松田酒造』は全国新酒鑑評会で入賞した大吟醸酒をはじめ、普通酒、にごり酒まで幅広く手がけており、日本酒『宮乃舞(みやのまい)』は蔵を代表する銘柄。愛媛県産の米を中心に、山の湧水で仕込んでいる。海が近いことから魚に合うお酒を意識して、やや辛口で魚の香りをじゃましない、すっきりとしたのどごし。おだやかな香りで、にごり酒であっても甘くはない。おいしい酒に必要なのは松田さんいわく「米や水は大前提として、杜氏の技、思い入れ、オリジナリティ」だそうだ。

現在は売り上げの7割が焼酎で、地元の瀬戸金太郎芋、伊予市中山の栗、そば、麦、粕取や愛媛ではここだけという清酒焼酎などの焼酎も製造している。松田さんは「結局は全部、縁ですからね。縁が酒の主演になればいい。酒の縁が繁盛の縁になればいい」と、しみじみと言った。縁の下の力持ちとして、人と人をつなげるツールとして『宮の舞』は脇役になる。
ここに注目!
松田酒造及び伊方杜氏博物館から徒歩数分のところに、酒の神様としてまつられる「『松尾神社」がある。
商品データ 米、米こうじ
店舗名 松田酒造
住所 愛媛県西宇和郡伊方町湊浦1003-2
営業時間 9:00~17:00
定休日 日曜、祝日
TEL 0894-38-1111
FAX 0894-38-1110
URL http://miyanomai.jp/index.html
その他 JR八幡浜駅から車で21分

関連リンク
関連ファイル