里海隊
食材

愛南びやびやかつお (愛南町)

その日に水揚げされ、指定された店でしか食べられない愛南のカツオ
愛南びやびやかつお
運がよければ解体ショーを見せてくれる船上脱血したきれいな赤身をさばいてくれる愛南びやびやかつお刺身定食市場食堂
愛南びやびやかつお

漁協の厳しいチェックを突破した精鋭ぞろい

うわさにたがわぬ新鮮さだった。愛南町深浦漁港のすぐそば、愛南漁協深浦本所内にある「市場食堂」で「愛南びやびやかつお」の解体ショーを見学。その日の早朝に水揚げされたばかりのカツオは船上で血抜きされているので変色はなく、鮮やかなピンク色をしている。生魚特有のくさみもなく、見ているだけで、おなかが鳴ってしまう。

さばいてもらったばかりの刺身を甘めのしょうゆでいただく。驚くほどの弾力で、一度では噛み切れないほど。脂が少ないため、あっさりとしている。「素材の良さで勝負している。初めて食べた方は必ず、食感に驚かれる」。愛南漁協の藤田さんは誇らしげだ。

「びやびや」とは新鮮でピチピチの意味を表す地元の浜言葉。愛南びやびやかつおとは、その日に水揚げされ、船上脱血し、鮮度を保つためにスラリーアイスで保管するなど、同漁協が定める厳しい基準を満たしたものには必ず、タグ付けされている。午前、午後と1日2度の競りにかけているから、文字通り新鮮なかつおを食べることができる。

獲れたてを食べたいなら愛南町へ

四国一のカツオの水揚げ量を誇る愛南町では、約5年前から「愛南びやびやがつお」の生産に取り組んでいる。品質で勝負しているため「朝に水揚げされたカツオを昼に提供できる」など、漁協が指定する条件を満たした店でのみ提供。「この鮮度は浜(愛南町)でしか食べられない」。県外にも数店舗の料理店などに発送しているが、獲れたてを食べるなら愛南町を訪れるしかない。

11~12月に獲れるかつおは脂がのって、さらにおいしくなるそう。藤田さんは「夕方になると食感が変わってしまうので、朝入ってきたものをお昼に食べてもらうのが一番おいしい。お昼の時間帯に食べられた方は必ずリピーターになる」と話す。生産に苦労した分、思い入れは強い。愛南ブランドの魚を食べ、おなかも心も満腹になった。
ここに注目!
数年前に開催された「かつおフォーラム」で、元食品会社役員のコメンテーターが「あんなカツオは見たことも食べたこともない」と何度も絶賛しながら感動していたそう。食のプロをもうならせる新鮮さなのだ。
商品データ 愛南びやびやかつお
店舗名 愛南漁業協同組合
住所 愛媛県南宇和郡愛南町鯆越166-3
営業時間 7:00~19:00(市場食堂)
定休日 土曜日
TEL 0895-72-1135
FAX 0895-72-1144
URL http://jf-ainan.or.jp/
その他 駐車場あり

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