里山隊
加工食品

愛南ゴールド物語シリーズ (愛南町)

愛南ゴールドの天然果汁を潤沢に使用
愛南ゴールド物語シリーズ
愛南ゴールド物語シリーズ愛南ゴールド物語シリーズ(スイーツ)辻三親商会の辻清志さん愛南ゴールド
愛南ゴールド物語シリーズ

年間を通して特産品を提供するために開発

愛媛県最南端に位置する愛南町。豊かな海の幸を育むリアス式海岸と、山々が隣り合わせに位置する半農半漁の静かな町には、その地名を冠した果物がある。同町が全国1位の生産量を誇り、全国シェアで過半数を占める柑橘『愛南ゴールド』だ。

2008年、愛南町商工会議所を中心にして愛南ゴールドの加工品を商品化するための研究会が発足した。「愛南ゴールドの収穫時期は5月から8月までなので、秋から冬をカバーできる愛南ゴールドの加工品がほしいと思いました」と同会議所の西川潤一さんは説明してくれた。

試作品は23品目。互いに批評し合いながら、商品を研さんしていき、2012年4月から『愛南ゴールド物語シリーズ』として10品目の販売を開始した。

各店舗が得意分野でおいしさを表現

『愛南ゴールドシリーズ』のうち『ポン酢』『つけ麺のたれ』などを製造する地元しょうゆ製造会社『辻三親商会』の辻清志さんは「合成甘味料、合成調味料を一切使用せず、天然の調味料だけで作ると、なかなかうまく味が出ず、苦労しました」と開発当時の苦労を語ってくれた。さらに「生果と比べると、香りが飛んだり、酸味やわずかなほろ苦さが薄まったりと、愛南ゴールドの特徴が消えてしまう。果汁だけでなく、実や皮も使うことで、加工しても香りがたつように工夫しました」と説明。製品化までには紆余曲折があったものの、少々値段が高くてもいいものを食べたいという時代のニーズに合致し、徐々に人気が出てきている。

他にも、日本料理店『黒潮海閤(かいこう)』は『カルパッチョソース』、海運会社『えびす屋』は『コンフィチュール(ジャム)』や『フィナンシェ』などの洋菓子と、それぞれが得意分野で独自に商品を開発。多角的な視点で愛南ゴールドのおいしさを表現している。「愛南町の名前を冠したこの柑橘をこれからどう生かしていくか。この取り組みによって愛南ゴールドという柑橘の、いい印象をどう作っていくか、というイメージ戦略がこれからの課題です」と、愛南町商工会議所の西川さんは意気込みを語った。
ここに注目!
「愛南ゴールド」は、美生柑(みしょうかん)、河内晩柑とも呼ばれる柑橘。皮に発がん抑制成分が多く含まれ、注目を浴びている。
商品データ ●ドレッシング(砂糖、麦味噌、玉ねぎ、もろみ、生姜、にんにく、穀物酢、赤唐辛子、クローブ、クミン、シナモン)●カルパッチョソース(醸造酢、砂糖、しょうゆ、かつおぶし、増粘剤、調味料)●スイーツ類(小麦粉、卵、グラニュー糖、黒糖、リキュール、ペクチン)
吉田農園 吉田浩さん
新たな収穫方法に取り組み、全国農業コンクールで受賞
店舗名 愛南町商工会議所
住所 愛媛県南宇和郡愛南町城辺甲1988-1
営業時間 9:00~17:00
定休日 土日祝日
TEL 0895-72-0963
FAX 0895-72-6050
URL http://www.ainan.info/
その他 道の駅「MIC」他、通販でも購入可能

関連リンク
関連ファイル