里海隊
加工食品

えびちくわ (四国中央市)

瀬戸内海のエビでつくった懐かしい味
えびちくわ
こだわりの豆腐が入っていてプリプリ瀬戸内海で獲れたジャコエビかわいいエビのイラスト入り青木蒲鉾店
えびちくわ

ふんわり感とジャリジャリ感を同時に楽しめる

瀬戸内海の味がギュッと1本に込められている。燧灘(ひうちなだ)で獲れたジャコエビを原材料につくられたちくわがあると聞き、四国中央市を訪れた。国道11号を走ると、店舗上方に大きなちくわのオブジェが飾られた建物が見えてくる。1945年創業の老舗『青木蒲鉾店』では東予地方の特産品『えびちくわ』を販売。そのなかでも、特に売れ筋商品なのが『昔ながらのえびちくわ』。エビのイラストが印象的な包装紙に入っている。

封を開ければ、ジャコエビのにおいがなかから飛び出し、鼻腔をくすぐる。輪切りにすると、断面はきれいな桜色。頭以外、殻ごとすり潰してミンチにし、瀬戸内海で獲れた白身魚のすり身と豆腐を混ぜて焼き上げている。豆腐のふんわりとした歯ざわりと独特のプリプリ感を同時に味わうことができ、ジャコエビの香りが少しずつ口のなかに広がる。昔の味を再現しようと、粒状になった殻を混ぜているのでジャリジャリ感を楽しめる。

こだわりは自社製造の硬い豆腐

瀬戸内海で獲れたエビはもちろん、豆腐にも自信とこだわりがある。『青木蒲鉾店』の取締役の青木さんは「豆腐は自社でえびちくわのためだけにつくっています。普通のものとは違って、手で持っても崩れません。かなり硬いですよ」と説明した。通常の豆腐は柔らかすぎるため、ちくわ独特の弾力を出せないという。毎朝、原料となる大豆から製造。水分を絞り切って、高野豆腐よりも硬いものに仕上げることで、プリプリ感のある『えびちくわ』ができあがる。

酒のアテとして、そのまま食べるのが一番だそうだが、青木さんは「煮物に使われたり、甘辛く炊いたりされているお客さんも多いですね。わさび醤油につけて食べる方もいます」と教えてくれた。戦前には、漁師が漁のかたわら、つくっていたという。長い時を越えて、いまも親しまれる商品。かみしめるごとににじみ出るエビの味は懐かしさも感じさせてくれた。
ここに注目!
ジャコエビは瀬戸内海で多く獲れる、サルエビやアカエビなどの小エビの総称。漁獲が多いのが産卵期の夏場。鮮度が落ちるのが早く、白っぽくなるため、活魚車で生かしたまま出荷することが多い。
商品データ ジャコエビ、豆腐、すり身他
店舗名 青木蒲鉾店
住所 愛媛県四国中央市寒川町1182
営業時間 9:00~18:00
定休日 元日
TEL 0896-23-3935
FAX 0896-23-3939
URL http://www.ebichikuwa.net/
その他 JR伊予寒川駅から車で3分、駐車場あり

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