里海隊
加工食品

えび天 (新居浜市)

新鮮なジャコエビを殻ごと使った天ぷら
えび天
3枚入りも購入可能店頭ではえびちくわも販売3代目の秋月社長秋月食品工業
えび天

特注の豆腐入りでふんわりの仕上がり

伝統の技が凝縮された一品だ。新居浜市街から海の方へと向かうと『秋月食品工業』が見えてくる。1920年の創業当時から製造・販売しているのが『えび天』。新鮮なジャコエビと瀬戸内海で獲れたタチウオなどのすり身を使用し、特注の豆腐を混ぜて揚げてある。新居浜市民をはじめ、東予地方の人々の間では「天ぷら」として愛されている商品。東予地方のみで販売されている味を楽しみたいと思って購入した。

揚げたてアツアツの丸い形の天ぷらを半分に切ってみると、薄い桜色の生地が現れる。水分を絞った豆腐をつなぎとして練り合わせているので、ふんわりとしている。かんでいくごとにエビの香りと豆腐の甘みが口のなかに広がっていく。宇和島じゃこ天のような弾力はないが、とても柔らかいので、子どもや年配の人でも食べやすそうだ。3代目社長の秋月さんは「酒のアテになるし、オーブンなどで軽く焼いてもおいしい」と教えてくれた。

94年間変わらない伝統の製法と味

燧灘に面する新居浜は戦前からエビの町と知られ、猫も食べないほどたくさん獲れたことから、エビには「ねこまたぎ」という別称がある。そんな地元の豊富な食材で『えび天』を製造してきた『秋月食品工業』では、創業当時から同じ製法を踏襲している。頭以外は殻ごと使用しているのでカルシウムたっぷり。エビと豆腐のうま味を最大限に生かすため、塩分は少なめに抑えている。生地の桜色はシタビラメのすり身で着色。94年間変わらない味を提供し続けている。

毎年10月に開催される四国3大祭りのひとつ『新居浜太鼓祭り』では、数時間で約6000個が売れるほどの人気を誇る。また、インターネットでの通信販売をしており、県外のお客さんからの注文も多い。秋月さんは「つくる時間を惜しまない。もし、気を抜いたら、味が絶対に変わるから」と気を引き締める。古くから新居浜市民に愛されている伝統の味は職人のこだわりの情熱が1枚、1枚に込められている。
ここに注目!
「えび天」の他にも「えびちくわ」や「えび団子」も人気商品として販売している。また、通信販売では、えび天やえびちくわをはじじゃこ天などが詰め合わせになったバラエティセットなども好評を得ている。
商品データ ジャコエビ、タチウオ、シタビラメ、豆腐他
店舗名 秋月食品工業
住所 愛媛県新居浜市港町10-19
営業時間 8:30~18:00
定休日 日曜日、祝日
TEL 0897-34-4455
FAX 0897-34-4587
URL http://www.akiduki.co.jp/index.html
その他 JR新居浜駅から車で9分、駐車場あり

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