里海隊
郷土料理

レモン懐石 (上島町)

料理上手な「でべそ(でしゃばり)おばちゃん」の家庭料理
レモン懐石
オススメの「とんだレモン」もぎたてのフレッシュレモンレモンの花の浮かぶレモンティーにぎやかなでべそおばちゃん
レモン懐石

これでもかというほどレモンが主役

「青いレモンの島」1985年より使われている、岩城島のキャッチフレーズだ。島特産のレモンを使った産業振興、観光誘致に取り組み、地元PRにひと役買っている。そのレモンを心ゆくまで堪能できるのが農家レストラン『でべそおばちゃんのお店』。岩城生活研究グループの代表、西村孝子さんの自宅を使い、レストランの他、調理体験、宿泊も可能な人気のお店だ。

『レモン懐石』は、その名の通り全てのメニューにレモンの香りが漂う。「レモンを“これでもか”と主役に置きたかった」と西村さん。天ぷらはレモン果汁、刺身は醤油とレモンを等分したものでいただく。「アジのマリネ」、「ひじきのレモン和え」はレモン酢で作った三杯酢を使う。エビの入った「レモン寿司」はレモン果汁入りの酢めしを、レモンの中身をくり抜いた器に。レモンの皮を可愛らしくバスケット型にくり抜いた「レモンのゆりかご」には前菜がのる。地元の新名物レモンポークをレモンスライスで巻いた「とんだレモン」。

デザートにはレモンゼリーと、レモンの花のつぼみが入ったレモンティー。テーブルはレモンのフレッシュな香気で満たされ、食欲をそそると同時にとても爽やかな気分になる。

最後のお茶までレモンを楽しむ

「でべそ」とはこの地の方言で、でしゃばりという意味。代表の西村さんをはじめとした3人の「でべそおばちゃん」はしゃべりもイケる。絶妙の掛け合いは留まるところを知らず、このしゃべりも店の人気の1つだ。いずれ劣らぬ達人だけに、メニューを決めるのは「ケンカしながらで大変だった」という。料理自体はあくまで「家庭料理」を基本に考えられている。極力農薬を使わないよう栽培された岩城島のレモンは、安心して皮まで利用できる。「余すところなく提供している」という言葉通りのメニューだ。

「料理上手なちーねー(でべそメンバー佐野さんの愛称)がおるから、いろんなメニューを考えていきたい」と意欲を見せる西村さん。基本にあるのは”おもてなし”の心だ。食後のレモンティーにはレモンのつぼみを浮かべ「初恋の味のレモンティー。花が開かなかったらまたどうぞ!」最後のお茶まで楽しんで欲しい、そんな気持ちから生まれたアイデアだ。最近はメディアで紹介されることも多くなり、県知事や町長も来店した。観光ツアーに組み込まれることも増えて、オープン以来の来店者数は2000人を超える。離島ながらリピーターも多数。「名産品のレモンをもっとPRしたかった」という目標はしっかりと果たされつつある。

栄養豊富で疲労回復にも効果があると言われるレモン。岩城島のレモンは、酸っぱいだけでなくフルーティーで深みのある味わい。サイクリングの途中にかじってみると、パッと香気と果汁があふれ、疲れも吹き飛ぶ思いがした。
ここに注目!
懐石メニューのなかでもオススメは「とんだレモン」。地元名産レモンポークを使い、レモン果汁入り特製中華ダレと相性抜群。
商品データ レモン他
でべそおばちゃんの店 西村孝子さん
青いレモンの島で愛媛県初の農家レストランを経営
店舗名 農家レストラン でべそおばちゃんの店
住所 愛媛県越智郡上島町岩城3057
営業時間 11:00~14:00(完全予約制・5日前までに)
定休日 お盆、お正月
TEL 0897-75-2843
FAX 0897-75-2853
URL http://debeso.blog.ocn.ne.jp/
その他 今治港から快速船で約50分。自転車が積めない便もあるので事前に要確認

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