里山隊
スイーツ

まるっぽ (宇和島市)

ラムレーズンをサンドしたふわふわバターブッセ
ジュテーム製の「まるっぽ」
ジュテーム製の「まるっぽ」パティスリー・ジュテーム栗林基喜さんともーにくん牛鬼
ジュテーム製の「まるっぽ」

ご当地キャラクター公認のまるいお菓子

勇壮な和霊神社の『うわじま牛鬼まつり』は夏を彩る宇和島市の風物詩。シュロの樹皮や赤色の布で覆われた胴体に恐ろしげな鬼の頭。全長5~6メートルもある「牛鬼」が街中を練り歩く。『もーにくん』は、牛鬼をモチーフにした宇和島市のご当地キャラクター。本物の牛鬼とは違い、後頭部のチャックから何かが顔を出していて、ユーモラスで愛らしいキャラクター。相方の『もーにちゃん』ともども子どもから大人まで人気が高い。

宇和島商工会議所は、宇和島の活性化を図るべく、もーにくん公式スイーツ作成を市内の有名洋菓子店5店舗に依頼した。もーにくんの丸くて柔らかいイメージを共通コンセプトとし、各店舗が個別に製作。5種類の個性あふれる『まるっぽ』が誕生した。まるっぽという名前には「丸い」「丸ごとどうぞ」という2つの意味が込められている。

生地に宇和島産ネーブルとヒジキを混ぜ込んだもの、ミカンジュースを使ったもの、オレンジの輪切りをあしらったものなど個性があり、店舗それぞれに個性があり、かつアプローチが違うのも面白い。

職人によっても違いが出るほど繊細な菓子

今プロジェクトの中心的存在、栗林基喜(くりばやしもとよし)さんがオーナーパティシエを務める『Patisserie Jet’aime(パティスリー・ジュテーム)』の『まるっぽ』は、ふかふかの柔らかいカステラ生地でラムレーズンの入ったクリームを挟んだバターブッセ。ブラッドオレンジのジャムの酸味がアクセントとなっている。

「ジュテームのまるっぽは、一見シンプルに見えますが、誰にでも簡単に作れるものではありません。別立ての2つの生地のちょっとした合わせ方の違いで柔らかくなりすぎたりします。ジュテームのなかでも職人さんによって、それぞれ微妙な違いがでるんですよ」と栗林さんは教えてくれた。最近マイナーチェンジしたそうで、生地にオレンジのゼスト(オレンジピールを細かく切ったもの)を練り込んでいる。「お客様の要望に合わせて、レシピも若干進化しているんです」とのこと。

ジュテームは津島店、愛南店と合わせて全3店舗。商品構成は店舗ごとに違うそうだが、3店舗共通のコンセプトは「喜び」だ。「数年前から地元の農家さんたちと一緒に商品開発しています。ただお菓子を売るだけではなく、お菓子を通して宇和島名産の『みかん』を売りたいと考えています。そのお手伝いができれば幸せです」と栗林さん。まるっぽはそんな思いがたくさん詰まったお菓子と言える。
ここに注目!
店名の「Jet'aime(ジュデーム)」はフランス語で「愛しています」の意味。真っ黒なロールケーキ「伊達ロール」や、卵の殻に入ったプリンは必見。
商品データ 卵、グラニュー糖、薄力粉、コーンスターチ、粉糖、生クリーム、オレンジピール、ブラッドオレンジ他
店舗名 Patisserie Jet'aime (パティスリー・ジュテーム)
住所 愛媛県宇和島市中央町2丁目2-6
営業時間 8:00~20:00
定休日 無休
TEL 0895-24-6055
FAX 0895-24-6055
URL http://www.jetaime-cake.com/
その他 現在はジュテームの他に、宇和島市和霊中町1丁目の『ハイジ』、丸之内4丁目の『パティシエ・ド・ポルト』、新町1丁目の『シャンボール』の計4店舗がまるっぽを販売

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