里海隊
加工食品

弓削海苔 (上島町)

弓削の潮流が育てた風味、しっかりとした厚みと歯ごたえ
弓削のり
厚めでしっかりとした歯ごたえ厚みがありご飯も包みやすい添加物なし、こだわりの逸品のりや特産品の揃うお土産屋さん
弓削のり

おいしさの秘密は沖合にある漁場

昭和30年代より養殖が始まり、ながらく愛媛県有数の生産高を誇っている弓削島の海苔。大きな水車を使った海苔の種付けの様子は、秋冬の弓削島の風物詩となっている。厚手でパリッとした、噛みごたえのある『弓削海苔』。そのおいしさの秘密は、沖合にある漁場にある。沿岸や川沿いで行われる海苔養殖の場合、潮の満ち引きがあり、乾湿を繰り替えすことで海苔が柔らかくなる。一方、弓削島周辺の速い潮流に浸かったまま育つ弓削海苔は、硬く歯応えのある海苔に育つ。

「しっかりして、巻きずしやおにぎりに巻いても破れにくい。磯の香りも高い」と弓削漁協の北浜さん。その特徴から近年は業務用としても需要が高いという。愛媛県内でのシェアは6~7割と高い数字を誇る。

「お土産屋さんでは『味付けのり』もたくさん売れてますよ。人づてにもらって、おいしかったから送ってくださいとか。東京とか北海道とか、ちょくちょく電話をもらっています」

試しに『味付けのり』を1枚噛んでみると、なるほど厚みがあり、しっかりとした食べ応えがある。「味付けする業者さんによって、甘口とか辛口とかあるから。好みを見つけてもらったら」と北浜さん。

弓削海苔のPRのために採算を度外視

海苔の種付けは9~10月。海水を入れた水槽に海苔の種がついた牡蠣殻を敷き詰め、その上で海苔網を巻きつけた水車を回し、網に種を付ける。その網を海に浮かべ、伸びてきた生海苔を摘み取るのが11月終わり頃。その後は10日間ごとに摘み取りを行い、3月半ばくらいまで収穫が続く。

収穫後は複数の工程を経て、海苔乾燥機で乾かすのだが、以前はその過程で「ヤブレノリ」が多く発生していた。おいしさは変わらないのに、破れてしまったためB級品として安く売るしかないヤブレノリ。これを有効活用するべく、漁協女性部が考え出したのが『海苔佃煮』。着色料、保存料など添加物は一切使わない、本物の海苔の味が楽しめる逸品だ。

東京にある瀬戸内のアンテナショップでも販売され「おいしいだけでなく安心して食べられる」と多くのリピーターを生んでいる。もっとも、近年では海苔乾燥機の性能も大幅に向上し、ヤブレノリがほとんど出なくなった。そのため単価の高い板海苔を使わざるを得ず、原価と販売価格にほとんど差がなくなってしまったそうだ。それでも「弓削海苔のPRのために」今後も製造を続けるという。

『瀬戸内しまのわ2014』などもあり、島には弓削の魅力を再発見しアピールしていこうという気分が盛り上がっている。弓削のりも島の大きな魅力のひとつ。きっとPRにひと役買ってくれるだろう。
ここに注目!
保存は密封できる袋に入れ、冷凍庫など湿度の上がらない所で。食べる時は袋を室温に馴染ませてから取り出す。
商品データ 海苔他
店舗名 弓削漁業協同組合
住所 愛媛県越智郡上島町弓削下弓削839-3
営業時間 8:30~17:00
定休日 土曜、日曜
TEL 0897-77-2121
FAX 0897-77-2027
URL
その他 今治港から快速船で約1時間。自転車が積めない便もあるので事前に要確認

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