里海隊
ご当地グルメ

伯方の塩ラーメン (今治市)

塩田の町で生まれたラーメン
伯方の塩ラーメン
細麺と細切り昆布を一緒にいただくパック詰めした商品も販売店長の福羅さん伯方の塩ラーメン さんわ
伯方の塩ラーメン

17種類の素材からつくったスープが自慢

塩田の町ならではラーメンだ。瀬戸内海に浮かぶ島々のひとつ、伯方島。しなまみの風景を眺めながら県道317号を走ると『伯方の塩ラーメン さんわ』が見えてきた。テレビCMなどでもおなじみの『伯方の塩』を使ったラーメンを食べられることで知られている。椅子に座るなり、迷わず『伯方の塩ラーメン』を注文した。

運ばれてきた丼のなかのスープは下にある細麺がはっきりとわかるほど透き通っている。細切りにした昆布、味つけのりなど瀬戸内の海の幸もたくさんのっている。まずはスープを飲んでみる。思ったよりも塩味はせず、やさしい味。昆布はシャキシャキしていて、海苔は口のなかであっという間にとろけてしまった。不思議だったのは、スープを全部飲んでも口のなかがベトベトせず、のどが乾いたりしなかったことだ。

店長の福羅さんは「スープは17種類の素材でつくっている。塩を入れる目的はスープのうま味を引き出すことにありますから」と教えてくれた。スープは煮干しや昆布、豚骨、鶏ガラなど多くの素材を平釜で煮出ししている。また「素材のうま味だけを抽出しているので、あとで水がほしくなることがない」という自慢の一品でもある。塩はあくまでもスープの味を際立たせるための脇役に徹しているわけだ。

「伯方の塩」で素材の持ち味を引き出す

しまなみ海道が開通する前年の1998年、福羅さんは「やはり、伯方島=伯方の塩。他県の人にわかってもらうにはどうしたらいいか」と新たなラーメンスープづくりに着手した。ある日、魚の吸い物をつくっている際、素材に塩を振った。すると余分な水分が取られたことで、魚本来のうま味を引き出すことができた。福羅さんは「塩にできることは味つけではなく、素材の持ち味を引き出すこと」を発見。メニュー化につなげた。

『伯方の塩』を製造している『伯方塩業』の関係者に相談。同社の塩はもちろん、社名のロゴを使用する許可をもらった。だから、正真正銘の『伯方の塩ラーメン』を食べることができるのは『さんわ』だけだ。かつて、映画監督の大林宣彦さんに「海の味がする」と言わしめた。しまなみの風を感じながら食べるラーメンはどこか強く、やさしい味だった。
ここに注目!
「さんわ」では「伯方の塩ラーメン」をパック詰めで販売している。また、スープも「黄金スープ」として商品化。ラーメンをはじめ、うどんや鍋もの、煮物、炊き込みごはんなどにも使用できる。
商品データ 伯方の塩、麺、昆布、海苔、青ネギ、かまぼこ、チャーシュー、うずらの卵他
店舗名 伯方の塩ラーメン さんわ 伯方島本店
住所 愛媛県今治市伯方町木浦1650-1
営業時間 水曜日11:00~17:00、水曜日以外11:00~20:00
定休日 1月1、2日
TEL 0897-72-1211
FAX 0897-72-1667
URL http://sanwa.ocnk.net/
その他 しまなみ海道・伯方島ICから車で11分、駐車場あり

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