里山隊
ご当地グルメ

キジ丼 (鬼北町)

西京味噌に漬け込んだ熟成キジ肉のどんぶり
キジ丼
キジ丼成川渓谷休養センター所長兼料理長の毛利憲一さん鬼北町のキジ
キジ丼

地元特産「鬼北熟成雉」を使用

鬼北町では高麗(こうらい)きじを『鬼北熟成雉(きじ)』としてブランド化。キジの町として、年間3万羽規模の産地形成を目指している。現在、町内での生育数は約1万2000羽と、同町の人口よりも多い。町ではキジ肉の周知のために「キジ鍋祭り」や「ピザ祭り」などのイベントを開催し、キジ鍋やキジ飯、キジそばなどを提供。毎回多くの観光客が集まり、キジ料理は観光の目玉となっている。

イベントにキジ料理を提供している町運営のレクリエーション兼保養施設『成川渓谷休養センター』におじゃました。渓谷を一望できるロケーションがすばらしい同施設は、温泉や宿泊も楽しめ、ハイキングにキャンプ、川遊びなどアウトドアの拠点としても人気だ。

カリカリの皮にジューシーな赤身

「キジ肉はあっさりしていて、クセがありません。こってりしたたれがよく絡んで、おいしいですよ」と所長兼料理長の毛利憲一さんが自慢の『キジ丼』をすすめてくれた。キジのもも肉を西京味噌に8時間ほど漬けこんだ後、オーブンで香ばしく焼き目をつけ、炊きたてのごはんにのせた丼。少し甘めの特製だれを絡めていただく。

鮮やかな赤身、黄色い脂は新鮮なキジ肉の特徴。たっぷりと刻み海苔がのったカリカリの皮目、ジューシーな肉が食欲をそそる。ひきしまった肉質は、ブロイラーでは味わえない弾力で、プリプリとした食感。味噌も香ばしく、甘辛いたれが白いごはんに絡んでいくらでも入る。

たれは、キジのガラを入れて煮込んだもの。毛利さんは「キジのエキスが染み出して、コクが出ているでしょう?」と言う。肉を西京味噌に漬け込みすぎると固くなるので、漬け込み時間には気を使っているそうだ。810円という破格の値段は、同施設が第3セクターだからこそできること。町の宣伝も兼ねているので、この低価格が実現できた。

同町内の『鬼北きじ工房』で加工したキジ肉は、熟成後、即冷凍。特産地ならではの手法により、解凍した後もドリップが出にくく、肉のうま味を逃がさない。自然のなかで食べるキジ肉の味は、食べる者の心をとらえて離さない野趣あふれるものだった。
ここに注目!
宿泊は成川渓谷休養センターの他、ロッジ、キャンプ場もある。浴槽に成川渓谷の石を使い、水風呂には沢の水を使う高月温泉がセンター内にある。
商品データ キジ肉、しょうゆ、砂糖、みりん、酒他
店舗名 成川渓谷休養センター
住所 愛媛県北宇和郡鬼北町奈良字奈良奥山国有林800-1
営業時間 11:00~19:00
定休日 第2・4火曜日
TEL 0895-45-2639
FAX 0895-45-2795
URL http://www.town.kihoku.ehime.jp/site/kanko-e/941.html
その他 駐車場あり。「森の三角ぼうし(車で15分)」や、「虹の森公園(車で20分)」などの道の駅へも近い

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