里海隊
ご当地グルメ

鯛カツバーガー (今治市)

来島海峡で育った真鯛をファストフードに
鯛カツバーガー
揚げたてアツアツの鯛カツバンズの上に新鮮な野菜をのせるキッチンカーで販売笑顔がすてきな矢野店長
鯛カツバーガー

揚げたてアツアツの鯛カツをサンド

ベージュ色のかわいい車が目印だ。今治市街地から瀬戸内海の島々をつなぐしまなみ海道の最初の橋・来島海峡大橋を渡ると、大島が見えてくる。能島水軍の拠点として有名な宮窪町で、キッチンカー『Ties』が看板商品『鯛カツバーガー』を販売していた。潮の流れの速い来島海峡で育ち、身の引き締まった真鯛を使ったファストフードである。

見るからにボリューム満点だ。鯛カツはキッチンカーのなかで揚げたばかりなのでアツアツ。まず、バンズの上に特製ソースをかけたレタスをのせ、鯛カツと輪切りにしたトマトを重ねる。特製のオーロラソースをたっぷりとかける。タマネギのスライスを挟めば、分厚いバーガーの完成だ。すべてがバンズからはみ出している。

人目を気にせず、豪快にかぶりつく。鯛カツの身はホクホクとしていて、なかから魚のうま味がにじみ出る。レタスとタマネギのシャキシャキ感が心地よく、トマトの酸味とオーロラソースの甘味が口のなかでほどよく合わさる。店長の矢野さんは「ソースは他にもカレーソースがあります。がっつり食べたいお客さんが好んで食べられますね」と教えてくれた。

子どもたちのおやつを商品化

矢野さんは「もともと、ウチで子どもたちにつくっていたおやつだったんです」と言う。夫の徳久さんが社長を務めるカネキ水産では真鯛を養殖。何か新しい味わい方を提案しようと、日常的につくっていた『鯛カツバーガー』を地元のイベントで販売し、好評を得た。お客さんの「商品化してほしい」との声に応え、2011年に『Ties』を設立。正式に商品化した。

キッチンカーで販売するには大きなわけがある。矢野さんは「交通手段があまりない島なので、年配の方とかが簡単に移動できないことがある。それなら、こっちから出向いて、お客さんに寄り添っていきたいと思った」と説明してくれた。島内をキッチンカーで動き回ることで、高齢のお客さんからも好評を得ている。「最初は女性向けにと考えていたけど、年配の方にもよく食べてもらっていますね」とうれしそうに笑った。

現在では、大島を中心に県内外のイベントに参加。矢野さんは「島の活性化へ話題にもなるし、みんなが大島に来て、遊んだり、おいしいものを食べてもらえれば」と観光誘致にひと役買っている。来島育ちの真鯛のバーガーを食べると、瀬戸内の潮の香りを感じた気がした。
ここに注目!
「いまはる」も人気だ。米粉でつくった皮で鯛めしを巻き、春巻き風に揚げたもの。半分に割ると、鯛めしがギュッと詰まっているのがわかる。「パリパリ感があって、おやつにもいい」と矢野さんのオススメ商品だ。
商品データ 真鯛、トマト、タマネギ、レタス他
店舗名 Ties
住所 愛媛県今治市宮窪町友浦1151
営業時間 10:00~15:00
定休日 水曜日以外
TEL 0897-86-2103
FAX 0897-86-3780
URL http://www.ties-ties.com/
その他 毎月第2、第4水曜日は今治市宮窪町宮窪5203-1のフレッシュマート横で開店

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